白桜学園女子高等部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 03:06 UTC 版)
「若草野球部狂想曲」の記事における「白桜学園女子高等部」の解説
2巻で登場。創立10年とまだ歴史は浅いが全国から優秀な生徒を集め、優秀な指導者をスカウトし、惜しみなく資金を投入するなど、すでにスポーツ関係者からは無視できない存在となっている。そんな中、設立3年目の硬式野球部は他の部に先駆けて全国制覇を成し遂げたが、大会や女子野球自体の知名度が低いため、それほど注目度は高くなくソフト部と間違えられることすらある。現在は新キャプテン早坂を中心とした緻密なID野球で、男子野球部にも引けをとらない実力を持つ。 月山小夜美(つきやま こよみ) 2年生。投手兼一塁手。右投右打。 光児の幼馴染。どんぐりのようにクリッとした瞳が特徴の美少女であるが、俗にいう確信犯的な言動をとる小悪魔的な性格。幼いころから光児に好意を寄せており、相思相愛の仲とまで公言しているが、小夜美の性格をよく知る光児にとっては、ことあるごとに散々連れ回されては「おしどりバッテリー」と冷やかされ、転校によって離れられたと思ったのもつかの間、やはりことあるごとに長電話につき合わされるなど、いい思い出が全くなく温度差はかなり激しい。 電話で強豪神戸学園に真由美の投球で勝ったことを惚れ惚れと話す光児の様子に強い危機感を抱き、真由美や亜希を直に見るために、ちょうど文化祭の出展で悩んでいた雪乃をうまく丸め込み、若草野球部を招いてのエキシビションを実現させる。 自称「白桜女子のエース」であるが、実際には極度のノーコンで登板のたびに四死球の山を築くことから控えの投手となっている。しかし、その才覚は本物で、光児や白桜女子野球部の面々も決して本人を前にして口にすることはないが、小夜美のことを天才と評している。 サイドスローから放たれる球は、球威も十分であり当たれば非常に痛いが、当てた本人は全く気にした様子がなく、それどころか当てられたことでびびる相手を追い討ちをかけるように強気で攻める、敵味方共に冷や冷やさせるような投球を見せる。また、確信犯かつ小悪魔的な性格を遺憾なく発揮した心理戦も得意としており、同じく心理戦を得意とする光児をも手玉に取ることがある。 性格上、相手を喰ったような言動が目立つことから傍目には分かりにくいが、野球に対しては非常に真面目に取り組んでおり、練習も一度たりともサボったことはなく、試合においても有言実行な面があり、なんだかんだで最終的にはきちんと相手を抑えている。
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