画面の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 09:37 UTC 版)
画面は以下の5つのレイヤーで構成されており、重ねて表示すると上から優先して表示される。 (1)コンソール画面 いわゆる文字表示画面。当時のパソコンは横40(80)行×縦25文字、次いで32×16が多かったが、プチコンは両者の中間的ともいえる32×24。 フォントを書き換えることにより、MZ-80シリーズ、JRシリーズなどと同じキャラクタグラフィックや、PCG機能も実現できる。 (2)ユーザー用BG(バックグラウンド)面(前) (3)ユーザー用BG面(奥) BGの前と奥は機能的にはまったく同じで、BG用キャラクター(8×8ドット)を並べて表示できる。仮想的にキャラクター数で縦横64個分(512×512ドット分)の広さを持っており、オフセット指定でその一部分を画面に表示するようになっている。端と端がつながっているため(ラップラウンド)、無限スクロールが可能。 (4)グラフィック面 横256ドット×縦192ドット×上下2ページ。(上下画面は別ページで、連続してはいない)。グラフィック描画命令で表示範囲を外れた座標を指定しても、エラーメッセージは出ず、画面に映らない状態で正常処理される。 グラフィック表示の命令文はすべて頭に"G"が冠されている。またカッコは関数のみに使われ、グラフィック命令の座標指定には使われない規則になっている。たとえばグラフィックで線を引く命令は、当時のパソコンでは「LINE(X1,Y1)-(X2,Y2)……」などと記述したが、プチコンは「GLINE X1,Y1,X2,Y2……」と記述する。またカラーは16色表示可能だが、コンソールとグラフィックでカラーコード値(数値と色の組み合わせはMicrosoft BASICと異なる)の対応が大小逆になっている。 (5)背景色 単色の背景色を指定できる。
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