現行機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 03:22 UTC 版)
RL-10は改良が繰り返されてきた。現行機の一つであるRL-10B-2はデルタIII同様、デルタIVの2段目に使用されている。元のRL-10よりも大幅に性能が向上している。拡張された機能として伸展ノズルの採用が含まれ、軽量化と信頼性を高める為に電気駆動式のジンバルが使用されている。現在、比推力は462秒(噴出速度は4.55km/sに相当)まで高められている。仕様 RL10B-2 推力 (高高度): 24,750 lbf (110.1 kN) 形式: エキスパンダーサイクル 燃焼時間: 1,152 秒 比推力: 462秒 (4.53 kN·s/kg) エンジン乾燥重量: 664 lb (301 kg) 高さ: 163 インチ (4.14 m) 直径: 87 インチ (2.21 m) ノズル開口率: 250:1 推進剤混合率: 5.88:1 推進剤: 液体酸素 - 液体水素 推進剤流量: 酸化剤 41.42 lb/s (20.6 kg/s), 燃料 7.72 lb/s (3.5 kg/s) 生産メーカー: プラット・アンド・ホイットニー 採用例: デルタ III, デルタ IV 第2段 (1基) RL10B-2燃焼室のろう付けの欠陥がオリオン-3通信衛星を運ぶデルタIIIの打ち上げ失敗の原因として断定された。 RL10A-4-2 推力 (高高度): 16,500 - 22,300lbf ( kN) 形式: エキスパンダーサイクル 燃焼時間: 秒 比推力: 444.4 - 451.0秒 ( kN·s/kg) エンジン乾燥重量: 310 - 370lb ( kg) 高さ: インチ ( m) 直径: インチ ( m) ノズル開口率: : 推進剤混合率: 5.1 - 5.5:1 推進剤: 液体酸素 - 液体水素 推進剤流量: 酸化剤 lb/s ( kg/s), 燃料 lb/s ( kg/s) 生産メーカー: プラット・アンド・ホイットニー 採用例: アトラス V 第2段 (1基)
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