ごおう‐ほういん〔ゴワウ‐〕【▽牛王宝印】
牛王宝印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:12 UTC 版)
寺院や神社から発行される牛頭天王信仰に関連する護符としては「牛玉宝印」(ごおうほういん、牛王宝印とも)も著名である。ただし、牛玉宝印の「牛玉」とは牛の胆嚢内にできた胆石を意味しており、その起源から考えると必ずしも牛頭天王と関連するものではなかった。牛頭天王に関連する護符としての牛玉宝印は文明14年(1482年)に書写されている「牛頭天王御縁起」(東北大学附属図書館藏)に確認できる。なお、この牛玉宝印は祇園社はじめ各社から出されていた独特の書体で書かれる。戸口に貼る、木の枝に挟む、病人に用いるなどして、厄除け、降魔を目的とする。起請文を書くための紙としても用いられた。熊野三山で配られる熊野牛王符が特に有名で、烏(からす)の絵を用いた書体で書かれる、やや特殊なものである。
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