熱電対
熱電対
材質の異なった2本の導体(針金状のもの)で閉回路をつくり、2つの接合点を異なった温度に保つと、その回路に起電力(熱起電力)が生じる。このような導体の組み合わせを熱電対という。熱電対は温度差と起電力の関係を精密に測定しておけば、起電力を測ることで温度差が求められることから、温度測定用センサーとして広く使用されている。とくに普通の温度計が使えないような高温の部位ではよく使われる。
熱電対
熱電対
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 05:50 UTC 版)
熱電対(ねつでんつい、英: thermocouple)は、2種類の金属線の先端同士を接触させて回路を作り、接合点に発生する熱起電力を通じて温度差を測定する温度計[1][2]。あるいは、その2種類の金属線のことを指す[3]。
- ^ a b 新井優「温度の標準供給 -熱電対-」『産総研TODAY』第3巻、第4号、産業技術総合研究所、34頁、2003年4月 。
- ^ 小倉秀樹「熱電対による温度標準の供給」『産総研TODAY』第6巻、第1号、産業技術総合研究所、36-37頁、2006年1月 。
- ^ 日本機械学会 編『機械工学辞典』(2版)丸善、2007年、984頁。ISBN 978-4-88898-083-8。
- ^ a b 『熱電対とは』八光電機 。2015年12月27日閲覧。
- ^ a b 「ゼーベック効果」『物理学大辞典 第2版』、丸善、1993年。
- ^ 小型・安価な熱画像装置とセンサネット の技術動向と市場動向
- ^ MEMSサーモパイル素子で赤外線を検出する非接触温度センサを発売
- ^ D6T-44L / D6T-8L サーマルセンサの使用方法
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