澁澤龍彥とは? わかりやすく解説

しぶさわ‐たつひこ〔しぶさは‐〕【渋沢竜彦】

読み方:しぶさわたつひこ

[1928〜1987仏文学者小説家評論家東京生まれ本名、竜雄。サドコクトーなどフランス文学翻訳研究のほか、評論小説など活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で読売文学賞受賞


澁澤龍彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 04:14 UTC 版)

澁澤 龍彥[注 1](しぶさわ たつひこ、1928年昭和3年〉5月8日 - 1987年〈昭和62年〉8月5日)は、日本小説家フランス文学者評論家


注釈

  1. ^ 』[U+5F65]は「」の旁部分(「彦」の旧字体)。数値文字参照:[彥]
  2. ^ 旧字新字に直す慣例のある出版界でも珍しく、いまだに名前の漢字全てが旧字体のまま出版されているが、澁澤自身は生前自らの名前が「竜」の字で代用されるのを嫌っており、「私は署名をするときにも、竜彦などとは間違っても書かない。(略)これはタツではなくて、尻尾の生えたカメみたいではないか」と記している[3]
  3. ^ 栄一の父・市郎右衛門(元助)は澁澤家の本流とされる「東の家」から支流の「中の家」に養子として入った。
  4. ^ 1969年に再婚、編集者出身。
  5. ^ 旅行自体は、夫人の回想記『澁澤龍彥との旅』や『澁澤龍彥との日々』(白水社)、図版の編著『澁澤龍彥のイタリア紀行』(新潮社 とんぼの本)に詳しい
  6. ^ 式場隆三郎『サド侯爵夫人』も読みこんでいたことは間違いない。新版は『サド侯爵夫人とその夫』(書肆心水、2020年)
  7. ^ 三島事件そのものは、種村季弘から電話で知らされた。
  8. ^ 日曜美術館 幻想の王国-澁澤龍彥の世界』(NHK教育、1994年5月15日放送)で、土方巽の葬儀にて挨拶する数少ない映像が放送された。
  9. ^ 一部作品の初出は、三島や中村光夫が参加した「鉢の木会」が編集した、大判の季刊文芸誌『聲』(発行元は丸善)であった。他は「陽物神譚」「マドンナの真珠」

出典

  1. ^ a b 史上初の大調査 著名人100人が最後に頼った病院 あなたの病院選びは間違っていませんか”. 現代ビジネス (2011年8月17日). 2019年12月22日閲覧。
  2. ^ 『旅の仲間: 澁澤龍彥・堀内誠一往復書簡』229ページ
  3. ^ 『記憶の遠近法』所収「ドラゴン雑感」
  4. ^ a b Invenshon. インヴェンション. Hiroshi Takayama, Shin'ichi Nakazawa, 宏 高山, 新一 中沢. Meijidaigakushuppankai 明治大学出版会. (2014.3). ISBN 978-4-906811-06-9. OCLC 879616267. https://www.worldcat.org/oclc/879616267 
  5. ^ 三島由紀夫『澁澤龍彥氏のこと』-『快楽主義の哲学』(光文社カッパブックス、1965年)でのカバー紹介
  6. ^ 出口裕弘『澁澤龍彥の手紙』朝日新聞社、1996年、100-101頁。 
  7. ^ 赤木洋一『平凡パンチ1964』〈平凡社新書〉2004年。 
  8. ^ 森茉莉『ドッキリチャンネル』
  9. ^ 澁澤龍彦『私の少年時代』河出書房新社
  10. ^ 編集担当は小野二郎。のち晶文社を設立。



澁澤龍彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)

三島由紀夫」の記事における「澁澤龍彦」の解説

フランス文学者小説家澁澤が自ら訳したマルキ・ド・サド選集』(1956年)の序文三島依頼して以来親交し、『サド侯爵夫人』の着想も、澁澤の『サド侯爵生涯』(1964年)から得られた。澁澤追悼文で、「自分同世代者のなかに、このようにすぐれた文学者持ち得た幸福を一瞬忘れたことはなかった」と三島哀悼した。三島死後は、憑かれたように古寺巡礼の旅に出た

※この「澁澤龍彦」の解説は、「三島由紀夫」の解説の一部です。
「澁澤龍彦」を含む「三島由紀夫」の記事については、「三島由紀夫」の概要を参照ください。

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