混浴禁止年齢の改正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:37 UTC 版)
日帰り入浴施設は公衆浴場法(公衆浴場条例)、旅館の入浴施設は旅館業法の規制を受ける。また、各自治体は条例の定める範囲内において混浴で入浴することが可能な年齢の基準を設けている。 厚生労働省が公衆浴場の衛生管理について示した要領はこれまで、公衆での混浴を禁じる年齢を「おおむね10歳以上」としていたが、浴場組合など業界団体から「引き下げるべきでは」との意見が寄せられた。厚労省の補助事業で実施した研究結果も踏まえ2020年12月、「おおむね7歳以上」に下げて各自治体に通知した。各自治体は今後、この改正を踏まえ公衆浴場に付随する各種条例等を順次改める。 6歳以下 京都府 7歳以下 愛知県 滋賀県 鳥取県 宮崎県 熊本県 9歳以下 青森県 宮城県 秋田県 茨城県 群馬県埼玉県 東京都 神奈川県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 静岡県 三重県 和歌山県、岡山県、徳島県 愛媛県 高知県 福岡県 大分県 長崎県 鹿児島県 沖縄県 北海道・岩手県・山形県・栃木県・岐阜県・香川県では混浴禁止の上限年齢を最大11歳に設定していたが、改正が見込まれる。 6歳(就学直前・小学校1年生)だと男女とも思春期前、7歳(小学校1・2年生)だと女子の早い者で思春期に入り、9歳(小学校3・4年生)だと女子の大部分と男子の早い者で思春期に入り、11歳(小学5・6年生)だと女子は遅い者でもこの年齢までに思春期に入り男子の大部分が思春期に入る。厚労省の補助事業で実施した研究で全国の7~12歳の男女1500人を対象にしたアンケートでは、異性の浴場に水着なしで入るのを「恥ずかしい」と思い始めた年齢は「6歳」が27%で最も多く、「10歳」は4%だった。成人男女3631人のうち、「年齢制限が必要」と回答したのは8割を超えた。
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