海水準の調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/24 01:48 UTC 版)
海面変動の原因やその速度を計測する方法を以下に挙げる。 検潮儀 (tide gauge) の記録 過去の海面高度の測定 現在の海面高度を基準とし、陸や海底に残された旧海岸線の地形や旧海浜堆積物の高さを測定することで測られる。また、年代測定には、14Cによる有機物の年代測定、海底生物起源の炭酸塩、特に造礁サンゴのU、Pa、Th (Io) などの放射性核種による年代測定、火山灰中のガラスや鉱物のフィッション・トラック法やK-Ar法による年代測定がある。これらにより海面変化の年代的推移が明らかになり海面変化の速さや地殻変動の早さも明らかになる。 海面変化曲線 海面の高度(深度)と年代を座標として現在の海面を基準とし、過去の海面変化の軌跡を求める。また氷河性海面変化に地盤運動の効果を重ね合わせて描いたものであるため、地盤運動の効果を除かねばユースタティックな海面変化曲線にはならない。
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