地殻変動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 変動 > 地殻変動の意味・解説 

ちかく‐へんどう【地殻変動】

読み方:ちかくへんどう

地球内部エネルギーによって地殻変形変位起こす運動隆起沈降造山運動地塊運動など。

比喩的に諸活動基盤となる方式組織変化すること。「パチンコ業界に—が起こっている」


地殻変動

表面の下に横たわる物質起った変動による、天体表面のずれ。

地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 04:57 UTC 版)

地殻変動(ちかくへんどう、英語: diastrophism)とは、地殻応力が加わることで、長期間にわたり地殻の位置が年間数mmから数cm程度移動する現象である。地殻を構成するプレート運動断層運動と密接に関係している。地殻変動と地殻変動の結果として引き起こされる地震火山活動など地殻内で起こる全ての現象を地殻活動と呼ぶ[1]





地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 14:06 UTC 版)

「湖沼」記事における「地殻変動」の解説

断層 詳細は「地溝湖」を参照 地殻一部分断され上下にずれると高低差生じて窪地形成される単一断層によって形成される場合(例:アルバート湖)と、多数断層によって形成される場合(例:バイカル湖タンガニーカ湖死海琵琶湖)とがある。地殻左右にずれる断層においても断層線曲線になっている場合には食い違いによって窪地形成されることがある(例:ネス湖諏訪湖)。断層湖または地溝湖呼ばれる隆起や沈降 海底隆起して陸地になるときに海が分断され湖沼として残されることがある(例:カスピ海)。一方陸上においても下流へと流出していた地殻沈降隆起によって行き場失い湖沼となることがある(例:ビクトリア湖チチカカ湖)。

※この「地殻変動」の解説は、「湖沼」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「湖沼」の記事については、「湖沼」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 10:10 UTC 版)

新潟地震」の記事における「地殻変動」の解説

粟島は島全体が約1m隆起日本海海岸では5 - 20cm沈下した家屋全壊新潟市村上市鶴岡市酒田市など各地において発生した

※この「地殻変動」の解説は、「新潟地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「新潟地震」の記事については、「新潟地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 15:32 UTC 版)

2001年の崑崙地震」の記事における「地殻変動」の解説

崑崙断層英語版)はユーラシアプレート関係するチベット高原東側移動適合する主要な左側断層構造一つである。この移動インドプレートユーラシアプレートの間の衝突関連する不明瞭な地殻地帯横向き拡大よる。

※この「地殻変動」の解説は、「2001年の崑崙地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「2001年の崑崙地震」の記事については、「2001年の崑崙地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:06 UTC 版)

熊本地震 (2016年)」の記事における「地殻変動」の解説

国土地理院による衛星画像解析によると、一連の地震で、布田川断層帯北側では最大1 m以上の沈降南側では最大30 cm上の隆起起きたと見られるまた、平方向には、布田川断層帯北側東向き最大1 m以上、南側西向き最大50 cm以上ずれたと見られる政府地震調査委員会によると、布田川断層帯沿いで長さ28 km日奈久断層帯沿いで長さ6 km地表地震断層発見された。益城町では、地表断層のずれが現れ平方向に約2 m食い違っている様子確認された。

※この「地殻変動」の解説は、「熊本地震 (2016年)」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「熊本地震 (2016年)」の記事については、「熊本地震 (2016年)」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:11 UTC 版)

寛文近江・若狭地震」の記事における「地殻変動」の解説

三方五湖久々子湖では約3メートル (m)水月湖東部では3 - 4.5 m隆起した若狭三方記された『地頭之覚』には「当国気山川口一丈余りゆりあげ」とあり、日向湖水月湖菅湖それぞれ東側隆起大きかったため、菅湖から東側久々子湖流入していた気山川が塞がり三方湖水月湖菅湖湖水が行き場を失い溢れ湖岸海山伊良積、田井鳥浜など11浸水した小浜藩酒井忠直運河開削命じ2年に渡る工事水月湖東側浦見坂を掘り抜いて運河浦見川)を通し久々子湖を流すこととなったこのような地殻変動は海側まで伸び津波発生した可能性があるとされ、701年大宝地震などと共に若狭湾襲った歴史津波検討候補ともされている。 安曇川上流朽木谷では、「町居崩れ」とよばれる大規模崩壊発生し崩壊土砂直撃により死者560人。また、河道閉塞天然ダム)が形成され、堰止め決壊による被害生じた

※この「地殻変動」の解説は、「寛文近江・若狭地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「寛文近江・若狭地震」の記事については、「寛文近江・若狭地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:56 UTC 版)

昭和東南海地震」の記事における「地殻変動」の解説

太田川付近では堤が地割れ2m程度沈下したが、これは地震動よるものであった熊野灘新宮では0.3m沈下鳥羽では0.3m沈下名古屋では0.25-0.4m沈下渥美半島では0.3-0.4m程度沈下浜松では0.3-4m沈下駿河湾岸の清水では0.5m沈下した対して掛川では0.07m隆起相良港では0.3m隆起御前崎は0.15m隆起した北西側沈降南東側隆起傾動安政東海地震類似しているが駿河湾西岸沈降している点が異なり、また地殻変動の幅は小さかった

※この「地殻変動」の解説は、「昭和東南海地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「昭和東南海地震」の記事については、「昭和東南海地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:03 UTC 版)

日本一の一覧」の記事における「地殻変動」の解説

地震火山活動、地殻変動等と、それに伴って発生する自然現象災害津波土砂崩れなど)について解説する。 ※「日本近代観測史上」が意味する近代観測」は、近代になって導入され近代科学に基づく観測意味し近世以前時代行われた観測考古学的知見地質学的知見等は含まない。「史料等確認できる日本史最大」は、地層考古遺物近世以前の文献等でも確認可能なものを含む、広義の「日本史最大」を意味する地震 日本近代観測史上、最大地震 - 東北地方太平洋沖地震Mw9.0。2011年平成23年3月11日発生し東日本大震災もたらした超巨大地震発生から3か月以内観測されたM5.0以上の余震の数も500回以上で日本一史料等確認できる観測時代以の歴史地震では激震域が800km近く達す1707年宝永地震最大ともされる機器観測記録が無いためMw8.7-9.3と推定に幅がある。 日本近代観測史上、最大内陸直下型地震 - 濃尾地震Mj8.0。1891年明治24年10月28日発生歴史時代まで含めれば、天正13年11月29日1586年1月18日)の天正地震日本最大 (M7.9〜8.1) の直下型とする説もある。 史料等確認できる日本一死者が多い地震 - 大正関東地震死者105,3851923年大正12年9月1日発生し関東大震災もたらした巨大地震日本一長い活断層 - 馬追断層推定全長約66km。石狩低地東縁断層帯主部であり、北海道美唄市から、岩見沢市夕張郡栗山町夕張郡長沼町夕張郡由仁町千歳市経て勇払郡安平町にまで伸びている。 津波 史料等確認できる日本一津波による死者が多い地震 - 明治三陸地震死者21,959人。1896年明治29年6月15日発生し明治三陸大津波もたらした巨大地震で、死者全て津波よるもの考えられる史料によれば1498年明応地震1703年元禄地震1707年宝永地震津波では上記上の死者の記録存在するが、確実性については検証中である。 史料等確認できる日本史最大津波 - 明和の大津波八重山地震津波最大波高40m(琉球王国石垣島。現・沖縄県石垣島)。最大遡上高85.4m(同国宮良現・石市内)。明和8年3月10日1771年4月24日)に発生到達。 ※最新の研究では最大遡上高は30m程度とする説もある。 史料等確認できる日本一死者が多い津波 - 明治三陸大津波上記の「明治三陸地震」に同じ。 火山活動 日本列島史上最大噴火特定避けて複数並立し得る最大級」という表現を使う研究者が多いが、下記3つが「最大級噴火」といわれているものである統一基準として考案され噴火マグニチュード一つ目安になる。また、マグマ噴出量の比較データとして、雲仙普賢岳1991年の噴火は0.2km3、富士山9世紀大噴火は1.4km3(歴史時代富士山最大)である。 ※「火山爆発指数#VEI分類した噴火の例」の「7」参照のこと。 ※世界レベルとの比較は「世界一の一覧#火山活動」を参照のこと。 9万年前から85000年前頃に起こった阿蘇山破局噴火学術名阿蘇4、Aso4)日本列島史上最大級の噴火とされる噴火マグニチュード8.4。マグマ噴出量600km3。火砕流九州地方の4分の3(鹿児島地方を除く九州全域)と山口地方秋吉台痕跡あり)が壊滅火山灰日本列島全域のほか、朝鮮半島などで確認されている。阿蘇カルデラ参照。 約25000年前起こった姶良カルデラ破局噴火学術名姶良Tn、AT)日本列島史上最大級の噴火とされる噴火マグニチュード8.2マグマ噴出量150km3。鹿児島宮崎熊本地方壊滅。 約7300年前起こった鬼界火山鬼界カルデラ)の破局噴火アカホヤ噴火学術名鬼界アカホヤ、K-Ah) 日本列島史上最大級の噴火とされる噴火マグニチュード8.1マグマ噴出量170km3。鬼界アカホヤ火山灰面積200km2体積約100km3)、幸屋火砕流体積約50km3)、幸屋降下軽石体積約20km3)等、日本列島その周辺の広い地域痕跡留める南九州縄文文化壊滅させたといわれる。現在見られる鬼界カルデラ前身完新世最近1万1700年間)に起こった世界最大噴火でもある。 歴史時代における日本最大噴火 - 延喜15年915年)に起こった十和田火山噴火噴出量6.5km3。過去2000年間に日本国内起きた最大規模噴火であったと見られる現在の十和田湖前身史料等確認できる日本一死者が多い火山災害 - 島原大変肥後迷惑1792年起こった雲仙普賢岳噴火・山崩壊津波死者15,000寛政4年4月1日1792年5月21日発生

※この「地殻変動」の解説は、「日本一の一覧」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「日本一の一覧」の記事については、「日本一の一覧」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:56 UTC 版)

長野県神城断層地震」の記事における「地殻変動」の解説

地殻変動については、国土地理院11月23日発表によると、震源に近い電子基準点白馬」(白馬村)において、南東方向に29.2cm、下方向に12.0cm(沈降)と(それぞれ速報値大きな変位観測され地震計による震源断層動きにも整合している。塩島地区出現した変位は約1mであるが、既知内陸地震としては最も規模小さにも関わらず大きな変位生じた地震である。また、遠田(2014)は、神城断層南部松本盆地東縁断層北端クローン応力変化影響があったと推定している。

※この「地殻変動」の解説は、「長野県神城断層地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「長野県神城断層地震」の記事については、「長野県神城断層地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:28 UTC 版)

地震予知」の記事における「地殻変動」の解説

古い記録では、1694年能代地震において地震の2か月前に埋木地表現れたほか半月前に石灯篭が風も無いのに倒れたことが記録されているが、後者地盤流動よるものとする指摘もある(今村1977)。1793年西津軽地震1802年佐渡地震では異常隆起よるもの考えられる海岸線後退記録されているが、前者信憑性疑問を呈する指摘がある(佐藤1980)。1872年浜田地震では、地震数十分から数分前に潮が引いてアワビ手掴みできたという記録残っている。これらは目視よるものだが、明治以降計器観測に代わっている。地殻変動は、水準測量や非定期的な測量により検出される定常的な地殻変動が2-3年から十数年の期間で次第加速減速逆転する長期的変動と、伸縮計や傾斜計などの連続観測により検出される本震直前数分から数時間数日の期間の短期的変動大別される地震発生前後の水準測量結果から、1927年関原地震では地震3か月前に震源付近で2-3cmの隆起があったほか、1961年長岡地震同年北美濃地震1967年麻積地震いずれも地震前に2-3cm程度異常な隆起観測されている。また1964年新潟地震では、原(1973)の報告によると、19世紀末第1回測量から続いていた緩やかな隆起が1955-1956年に急激な隆起転じ、いったん小休止した後に地震発生する経過たどったとされるが、茂木(1983)などは誤差による見かけ変動であると反論している。ただし、この付近では地殻変動観測所の傾斜変動データも異常を示している。 1983年日本海中部地震では、水準測量潮位測定において男鹿半島周辺1978年ごろから隆起加速し、その値は地震までに約5cmに及んだ。また男鹿傾斜計では1978年頃から、前述とは反対方向である東上がりの異常な傾斜変動観測された。この地震においては地震空白域後節参照)が生じたことも報告されている。 アメリカでは1971年サンフェルナンド地震先行して震源付近で20cm地殻達す隆起観測されており、これは断層面におけるクリープ断層下端から地表向けてゆっくりと進行したことが原因とする報告がある。なおカリフォルニア州南部広範囲で約45cm達す隆起があったとする報告があるが、これは誤差による見かけ変動に過ぎないとの反論なされている。 1944年昭和東南海地震では、今村明恒要請により陸地測量部現国土地理院)が実施していた静岡県掛川市付近での水準測量最中地震発生し特筆すべきデータ得られた。地震3日前と前日では許容誤差大きく超える測定差があり、当日地震発生直前測量中には水準儀気泡揺れて静止しないほどだったと記録されている。茂木(1982)はこれを2-3日前に始まった異常な地殻変動が本震向けて次第加速したためだろうと推測している。この記録基礎とした研究によりプレスリップ理論構築され東海地震予知根拠位置付けられて、1978年制定大規模地震対策特別措置法基づいて警戒体制整備された。一方で木股・谷(2005)は、数日前から当日午前中までの測定差はプレスリップがあったと断定するには精度が低すぎ、地震直前10分前と推定)にプレスリップがあったとすれば説明できるとしている。 1943年鳥取地震では震源から60km離れた生野銀山傾斜計地震6時間ほど前から、1952年吉野地震では同じく94km離れた逢坂山伸縮計で地震10か月ほど前から、それぞれ異常な変化があった。1973年根室半島沖地震では、同じく約250km離れたえりもで観測坑内湧水変化に異常があったほか、1978年伊豆大島近海の地震では石廊崎地震1か月前に気象庁設置体積ひずみ計異常な変化観測している。 1970年代頃からは、観測データをより客観的に数値解析する試み行われた飯田志知(1972)は愛知県犬山伸縮計と傾斜計データ短周期除去デジタル処理施して1969年岐阜県中部地震震源-観測所の距離は48km)と1971年渥美半島沖の地震((同90km)の前兆と見られる変動抽出している。Ishiguro(1981)はベイズ法応用して観測データ変動多様な要因分離している。Ishii(1976)はチェビシェフ多項式用いて地殻変動を近似するモデル作成し実際の値とのずれから異常を判定する手法開発震源から80km離れた地点傾斜計データから1970年秋田県南東部地震(M6.2)の前兆と見られる変動検出した石川宮武(1978)はウィーナーフィルタ(英語版)を用いた手法開発している。 観測データ変動複雑化させる要因として、降雨影響がある。田中(1979)はタンクモデル用いて降雨対す応答補正する手法提唱し山内(1985)はこのモデルによる補正うまくいかないときに観測所周辺でしばしば地震発生することを報告している。岡山兵庫山崎断層では断層破砕帯を跨いで群列観測が行われているが、尾池・岸本(1977)はそこでの伸縮記録から、降雨後のひずみの変化に異常があると微小地震活発化する場合があることを報告している。 静的応力場におけるクーロン応力規定するクーロン破壊関数(ΔCFF)の変化地震活発化静穏化もたらしうることは、Chimery(1963)のほか多く研究者によって報告されている。1989年ロマ・プリータ地震1992年ランダース地震ではΔCFF変化とそれに対応する地震活動変化報告されている(Reasenberg and Simpson,1992; Jaume and Sykes,1992; Stein et al.,1992; Harris and Simpson,1992)。King et al.(1994)はΔCFF変化地殻内のせん断応力変化であると報告している。 地震波速度変化報告一時期活発に行われたこともあった。初期報告として日下部(1915)のものが知られ日本では1940年代から1060年代にかけて多く報告がある。旧ソ連ガルム地方では集中的な観測が行われた。しかし、その後報告では観測誤差超えるようなものは出てなくなった宇津,1985)。宇津(2001)によると、地震の際の応力変化が50bar程度であることから考えて地震波速度変化0.1%程度しかないだろうと推察されているが、震源域アスペリティなどごく狭い領域限定すれば技術的に困難を伴うが発見可能かもしれないという。 このほかには、地殻変動の記録含まれる潮汐振幅位相地震前に変化するという報告(Nishimura,1950; Mikumo et al.,1977)や、地震直前地球潮汐振幅位相に異常が検出される可能性があるという報告(Tanaka and Kato,1974; Beaumont and Berger,1994)などがある。

※この「地殻変動」の解説は、「地震予知」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「地震予知」の記事については、「地震予知」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 10:19 UTC 版)

北海道南西沖地震」の記事における「地殻変動」の解説

直後調査全体として奥尻島沈降した、沈降量は北側で約30 cm南側60 cmから70 cmであった。しかし、島には海岸段丘発達しており12.5万年前から0.9 m/1000年で隆起しているとされるが、どのような活動により隆起したのかは不明である。地震から20年後の2013年行われた調査では、北海岸は僅かに沈降東海岸では10 cm未満沈降継続西海岸で4 cmから8 cm隆起とされ、依然海岸段丘から読み取れる隆起活動には転じていない。

※この「地殻変動」の解説は、「北海道南西沖地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「北海道南西沖地震」の記事については、「北海道南西沖地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 02:14 UTC 版)

元禄地震」の記事における「地殻変動」の解説

この地震による地殻変動で三浦半島突端が1.7m、房総半島突端が3.4m隆起した今村明恒によれば房総半島布良(現・館山市)4.7m(大正地震は2.0m)、野島崎5.0m(同1.8m)、三浦半島三崎1.6m(同1.4m)それぞれ隆起したという。また大磯付近も約2m隆起した推定され本地震は大正関東地震震源域包括していたと推定されている。また、松田時彦らの解析では江ノ島隆起量は 0.7m程度とされている。 延宝元年1673年)に描かれ房総半島南端白浜町絵図明治17年1884年)に測量され製作され地形図との比較から元禄地震前の海岸線は現在より約500m内陸にあり、また現在の地形図との比較から大正関東地震前の明治時代は現在より約100m内陸にあったことが判明した。この付近に見られる海岸段丘最下部大正関東地震によると見られる変位2mで狭い巾の段丘の上部に元禄地震によると見られる変位約6mの巾も広い段丘が見られ、さらにその上部に狭い段数段と広い段丘の繰り返しパターンがあり、大正関東地震クラス地震と、数度一度元禄地震クラスの特に規模の大きな地震繰り返されていることが判明した地震後暴風雨による洪水抑えるのが困難になったとする『基煕公記』の記述から本地震で江戸海岸沈降した可能性が高いとされ、これは大正地震羽田から船橋に至る東京湾北岸1 - 2尺(30 - 60 cm沈降した事と共通している。 このような上がりの地殻変動は1923年関東地震と同様であり、相模トラフにおいて北アメリカプレートが衝上する低角逆断層プレート境界型地震であることを示唆している。ただし、トラフ軸の走向対すフィリピン海プレート南東北西方沈み込み方向の関係から相模沖-房総半島までの断層モデル1923年関東地震同様に横ずれ成分顕著に含む。

※この「地殻変動」の解説は、「元禄地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「元禄地震」の記事については、「元禄地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:01 UTC 版)

安政南海地震」の記事における「地殻変動」の解説

地震による地殻変動の結果四国紀伊半島南東上り傾動示し串本(現・串本町)は1-1.2m、室戸岬は1.2mそれぞれ隆起した(汐四尺程へり『久保野繁馬所蔵記録』)。足摺岬伊佐浦で五尺(約1.5m)隆起した(『嘉永寅年地震津浪記』)。 加太現・和山市)1m、甲浦(現・東洋町)は1.2m沈下高知周辺3.5尺(約1m)沈下し潮江村新町下一円など新田の所が海となった(『続地震雑纂』)。宇佐(現・土佐市)でも「宇佐福嶋一面の海と成る」(『眞覚寺日記』)の記録があり、上ノ加江(現・中土佐町)では『大変略記』に「上の賀江久礼平生潮より五尺高、在所に迄汐入る」とあり地盤は1.5m沈下した地震より道温泉106日間にわたり湧出停止した翌年2月23日1855年4月9日)から再び湧き出し(『松山市要』)、4月6日1855年5月21日)から元のように入浴許された(『転変奇説集』)。鉛山温泉も崎之湯は翌年3月まで1滴も出ず湯ノ峰温泉翌年2月3月頃まで湧出停止した(『田所氏記録』)。 このような南東上がりの地殻変動は宝永地震および昭和東南海・南海地震と同様であり、南海トラフ西側においてユーラシアプレートが衝上する低角逆断層プレート境界型地震であることを示唆している。

※この「地殻変動」の解説は、「安政南海地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「安政南海地震」の記事については、「安政南海地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:12 UTC 版)

安政東海地震」の記事における「地殻変動」の解説

地震による地殻変動の結果御前崎は 0.8 - 1 m 隆起浜名湖北端渥美湾岸は沈下し南東側隆起北西内陸側で沈降傾動見られた。また断層滑り面海底のみならず内陸にも達し遠州相良港は3尺余り(約 1 m)隆起し清水港隆起により使用不能相良では沖合い数十間(100 m 前後)が干潟となった駿河湾西岸原付近から横須賀辺りまでの広い範囲で1m余の隆起見られた。「親知らず子知らずと言われ街道難所であった薩埵峠直下海岸は波打際が大幅に後退して新たな陸地生じ、現在ではここに国道1号線東名高速道路東海道本線交差しながら通っている。 富士川河口付近には岩淵地震山(蒲原地震山)および松岡地震山と呼ばれる西側上がり変位一丈余(3m以上)の断層生じて流路変化しその結果蒲原では耕地増え一方で東岸では水害悩まされるようになったこのため蒲原では耕地増加歓迎し地震さん地震さん、また来ておくれ、私の代にもう一度孫子の代に二度三度」とまで唄われた。この蒲原地震山の成因について、古地図航空写真解析行った田中 ほか (2018)は、富士川地震同時に生じた河道閉塞白鳥山)は翌日決壊しているため富士川流量減少したのではない。また、地震から5日程度経た後に地元有力者確認していることなどからそれまでよりも東寄り流路移動生じたのは、白鳥山崩壊土砂の堆積よるもの地震による隆起原因ではないとしている、同時に松岡地震山は存在そのもの疑問視されている。 一方で浜名湖北岸気賀では沈降により2,800石の地が潮下に没した(『書付留』)。 このような南東上がりの地殻変動は宝永地震および昭和東南海・南海地震と同様であり、南海トラフ東側においてユーラシアプレートが衝上する低角逆断層プレート境界型地震であることを示唆している。ただし、宝永地震昭和東南海地震とは多少様相異なり、これらの地震では沈降したとされる駿河湾西岸清水三保付近安政東海地震では隆起している。

※この「地殻変動」の解説は、「安政東海地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「安政東海地震」の記事については、「安政東海地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 06:18 UTC 版)

象潟地震」の記事における「地殻変動」の解説

象潟中心に出羽国沿岸南北約25kmに渡って隆起し芦田0.9m、金浦1.3m、象潟2.0m前後川袋1.25m、吹浦0.9mの隆起であった。この隆起南北約2kmの象潟湖の大部分陸地化し一部沼地となった。この隆起新たに形成され水田は、新田呼ばれている。現在象潟海岸にある高さ4.3mの唐戸石は、地震前は大部分海中にあった一方で象潟内陸側の小瀧では1m沈降している。

※この「地殻変動」の解説は、「象潟地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「象潟地震」の記事については、「象潟地震」の概要を参照ください。


地殻変動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 07:00 UTC 版)

山梨県東部地震」の記事における「地殻変動」の解説

地震震央北西31km にあった国立防災科学技術センター防災科学技術研究所前身)の塩山観測点ENZ)に設置されたボアホール型傾斜計は、この地震発生18日前から10日間にわたって大きな傾斜変化観測されていた。

※この「地殻変動」の解説は、「山梨県東部地震」の解説の一部です。
「地殻変動」を含む「山梨県東部地震」の記事については、「山梨県東部地震」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「地殻変動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「地殻変動」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



地殻変動と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「地殻変動」の関連用語

地殻変動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



地殻変動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本惑星協会日本惑星協会
All rights reserved. The Planetary Society of Japan 2024.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの地殻変動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの湖沼 (改訂履歴)、新潟地震 (改訂履歴)、2001年の崑崙地震 (改訂履歴)、熊本地震 (2016年) (改訂履歴)、寛文近江・若狭地震 (改訂履歴)、昭和東南海地震 (改訂履歴)、日本一の一覧 (改訂履歴)、長野県神城断層地震 (改訂履歴)、地震予知 (改訂履歴)、北海道南西沖地震 (改訂履歴)、元禄地震 (改訂履歴)、安政南海地震 (改訂履歴)、安政東海地震 (改訂履歴)、象潟地震 (改訂履歴)、山梨県東部地震 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS