海尉の階級の位置付けとは? わかりやすく解説

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海尉の階級の位置付け

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 16:58 UTC 版)

海尉」の記事における「海尉の階級の位置付け」の解説

19世紀半ばに至るまで、海軍士官階級はその配置連動していた。イギリス海軍においてはアドミラルAdmiral提督);艦隊指揮官)、コモドー(Commodore代将);戦隊小艦隊)の指揮官)、ポスト・キャプテン(Post Captain勅任艦長英語版));大型および中型軍艦指揮官)、コマンダーCommander海尉艦長英語版));小型軍艦指揮官)、コマンディング・レフテナント(Commanding Lieutenant軍艦指揮する海尉);艦の指揮権一時的に付与され士官)、レフテナントLieutenant海尉);艦の指揮権持たない士官)となる。フランス海軍アメリカ海軍どのようにレフテナントの下にエンスン(Ensign)という階級を置く海軍もあった。 軍艦には艦長は1名しかいないが、士官海尉)は複数名いるのが通常である。この場合、その中の序列先任順士官となって海軍名簿登録された順)に拠り上席から1等海尉First Lieutenant)、2等海尉Second Lieutenant)のように呼ばれた。これはあくまで艦内(ないし海軍士官の中での)の席次である。そのため、例え小型艦2等海尉士官のたくさんいる大型艦異動する3等以下の海尉になる、というようなこともあった。 1等海尉は艦の次席として「副長」とも呼ばれ艦長不在時にはその任務代行する責任と権限持っていた。今日でもイギリス海軍副長は「ナンバー・ワンNumber One)」という別名で呼ばれることがある1766年ジェームズ・クック金星の日面通過観測目的南太平洋派遣された際、士官待遇だが公式の指揮権を有さない航海長から直接にコマンディング・レフテナントに任命されエンデバー号指揮官となった。この航海からの帰還後功績認められ海尉艦長昇進した

※この「海尉の階級の位置付け」の解説は、「海尉」の解説の一部です。
「海尉の階級の位置付け」を含む「海尉」の記事については、「海尉」の概要を参照ください。

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