洗脳編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 11:38 UTC 版)
(C村への護送中の車内から派生) 護送車の中で関本を観察する紗希に対し、関本は、今度は紗希の番なのかという旨の独り言を呟く。そして黒田は紗希に対し、関本はあらゆる手段で騙そうとするから気をつけるよう警告する。 黒田は紗希に対し、「カツ丼」と呼ばれる、自白を引き出すための手法の存在を教える。今回関本がC村に留置されるのは、C村の事件の情報を聞くためではなく、「カツ丼」によって自身の罪を認めさせるためだという。「カツ丼」が行われて数日後、紗希は風守と黒田が関本に暴行を加えているところを目撃する。風守と黒田が去った後、関本は紗希に自身の身の上を話す。科捜研で働いていたという関本は、プロファイリング研究の一環で、洗脳の技術を容疑者への供述に適応できるかどうか研究を行っていたという。「カツ丼」とはその研究の実験であり、関本は実験のため無実の罪を着せられたのだという。 やがて紗希自身も暴行に加担させられ思考能力を失っていき、暴行の末に関本を殺害し、殺人容疑で逮捕される。紗希は公判中、S県C村の殺人事件の情報を持っていると話して公判を中断させ、特殊警ら課の不正が闇に葬られるのを防ごうとするが、自身の担当刑事として黒田と風守が現れたことで全てを悟る。紗希は黒田たちとともに現れた新人と思われる刑事を見て、今度は彼の番なのだろうかと考える。
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