歴史的な情報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 03:12 UTC 版)
2003年、AMDはこれから世代のK8ファミリー以降のプロセッサの機能をマイクロプロセッサ・フォーラム 2003)を含め、さまざまなイベントやアナリストミーティングで説明した。次世代マイクロプロセッサで導入される機能は次のようなものとされた。 スレッド化されたアーキテクチャ チップレベル マルチプロセッシング 大規模の MP (マルチプロセッサ) 装置 10 GHz での動作 大幅に高い性能を持つ スーパースカラー、アウト・オブ・オーダー実行 のCPUコア 大規模なキャッシュ メディア/ベクトル演算 の命令拡張 分岐、メモリへのヒント セキュリティおよび仮想化 改善された分岐予測器 静的・動的な消費電力管理 2006年4月13日、AMDの上級副社長でマーケティングとセールスの責任者であるヘンリー・リチャードが、あるインタビューで新しいマイクロアーキテクチャの存在を認めた。 2006年6月、AMDの上級副社長ヘンリー・リチャードは DigitTimesとこれからのプロセッサの開発についてインタビューを受けた。 Q: これから3〜4年先のAMDプロセッサ技術の開発における大きな展望とはどのようなものですか?A: そうですね、ダーク・メイヤーが私どものアナリスト達との会議で述べたように、私たちは今でも立ち止まってはいないのです。既に、2007年に到来するであろう現在のK8アーキテクチャの世代交代について、整数演算の性能、浮動小数点演算の性能、メモリ帯域、相互接続などを含む、プロセッサの膨大で異なる範囲の重要な改良についても含めて話しました。ご存知の通り、プラットフォームにはこれらの下において未だに数多くの工程があります。しかしもちろん、今でも立ち止まってはいません。また、稼動している新世代のコアが存在します。 今回、私は皆様にこれ以上の詳細を明らかにすることは出来ません。しかし私は、大切なことはこれが二頭の馬のレースであることを明らかに証明していると考えます。そして、それにつれてこのレースで皆様は時々、1頭の馬がほかの馬よりほんのわずか前にいるとき、そのシチュエーションは逆転する、と予想するでしょう。しかし大切なことは、これはレースであるということです。 — AMD Executive Vice President, Henri Richard、Source: DigiTimes Interview with Henri Richard
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