スーパースカラー【superscalar】
スーパースカラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 08:55 UTC 版)
スーパースカラー(superscalar,スーパースケーラ)とは、プロセッサのマイクロアーキテクチャにおける用語で、複数の命令を同時にフェッチし、複数の同種のあるいは異種の実行ユニットを並列に動作させ[1]、プログラムの持つ命令レベルの並列性を利用して性能の向上を図るアーキテクチャである。
- ^ "super-scalar organization in which multiple execution units operate essentially independently." AMD. (2020). Software Optimization Guide for AMD EPYC™ 7003 Processors. rev. 3.00.
- 1 スーパースカラーとは
- 2 スーパースカラーの概要
- 3 類似技法
スーパースカラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 17:24 UTC 版)
「マイクロアーキテクチャ」の記事における「スーパースカラー」の解説
詳細は「スーパースカラー」を参照 これまで述べてきたような方法を実装すると複雑さやゲート数が増大するのだが、半導体製造技術の向上により、すぐに多くのゲートが搭載できるようになってしまう。 上記に述べた方法では、プロセッサは一度に1つの命令の一部を実行する。もし複数の命令が同時に実行できれば、コンピュータのプログラムはより高速に動作するはずである。これがスーパースカラーの実現するもので、そのためにALUなどの機能ユニットを複数個搭載する。機能ユニットを複数搭載することは、シングルイシューのプロセッサのダイサイズが安定して生産できるダイサイズについていかなくなって初めて意味がある。1980年代の後半までには、スーパースケーラの設計が市場に登場し始めた。 現代的な設計では、ロードユニットを二つ、ストアユニットを1つ(多くの命令はストアする結果がないため)、2つ以上の整数演算ユニットと浮動小数点ユニット、何らかのSIMDユニットがよく見られる。命令発行のロジックはメモリから膨大な命令列を読み込み、その時点でアイドルになっている実行ユニットに引き渡すため複雑さが増大する。処理の結果は最後に集められ、並べ替えられる。
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