武蔵野鉄道・青梅電気鉄道ヲサフ1形
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「国鉄ホキ600形貨車」の記事における「武蔵野鉄道・青梅電気鉄道ヲサフ1形」の解説
同系車としては、本形式を基本としてホッパ長を6,040mmに短縮し、一端に木造の車掌室(制動手室)を設けたヲサフ1形(ヲサフ1 - ヲサフ4)があった。これも1930年(昭和5年)浅野造船所製で浅野セメント所有の私有貨車で、23t積であった。当初の車籍は、ヲサフ1, ヲサフ2が武蔵野鉄道、ヲサフ3, ヲサフ4が青梅電気鉄道であったが、武蔵野鉄道置籍車は1942年(昭和17年)7月に南武鉄道へ移籍した。このうちヲサフ1は、1940年(昭和15年)から根古屋運用に転用され、東武鉄道に貸し出されている。 1944年(昭和19年)の国有化後は、全車がセサフ1形(セサフ1 - セサフ4)となったが、セキ4000形と同様の経緯で1957年(昭和32年)にホッパ車に類別変更され、ホサフ1形(ホサフ1 - ホサフ4)となった。 本形式は1966年(昭和41年)に廃車され、ホサフ1およびホサフ2は1967年(昭和42年)6月に福井鉄道に払い下げられた。両車は車掌室を撤去してホサ1形(ホサ1, ホサ2)となり、砕石輸送・散布用として使用された。1999年(平成11年)のお別れ運転後、2001年(平成13年)3月に廃車となり、ホサ1は2003年(平成15年)に三重県いなべ市の貨物鉄道博物館に寄贈され、同館で保存されている。
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