次世代型新聞広告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:45 UTC 版)
2010年9月21日、フォルクスワーゲンはインドにおいて恐らく世界初のユニークな新聞広告を「掲載」した。新聞の内側に音声チップを仕込み、新聞を開くと新聞が自動的に宣伝文句を読者に語りかけるというもので、「トーキング・ニュースペーパー・キャンペーン」と称した。欧米や日本ではメロディ付きクリスマスカードなどで広まりつつある技術だが、インドの主要6都市に220万個のチップ入り新聞が配られ、読者を驚かせた。画期的な手法として広告業界からは肯定的な意見がある一方、問題点も発生している。 セリフ前にビープ音を発するチップを爆弾と勘違いして警察に通報する事態が相次ぎ、警察の電話はその日なりっぱなしで、ムンバイでは爆発物処理班が出動する騒ぎになった。また、いきなりしゃべりだした新聞にお年寄りが驚き、気分が悪くなったという苦情も殺到した。他にも「朝の貴重なくつろいだ時間に強制的に15分のCMを聞かされる」「女中が『新聞の中にお化けがいる』と怯えた」といった批判も寄せられている。
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