概要・構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 14:48 UTC 版)
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の記事における「概要・構成」の解説
26×18.6センチの愛蔵版サイズ・123ページのフルカラー作品。荒木飛呂彦の初のフルカラー漫画作品である。 フルカラーにした理由について、荒木は「BDプロジェクトに出展された4作品が全てフルカラーだと聞いたから」「そういう機会はめったに無いから」と説明している。構成を3分すると、日本が舞台の前篇、パリの中篇、ルーヴル美術館地下の後篇となり、段階的に色合いが遷移する。前篇は和風旅館で過去なのでセピア、中篇のパリはピンク、地下ではブルーを基調に描かれる。荒木は、従来の色使いで全編構成すると読み手が疲れると判断し、エンキ・ビラルやニコラ・ド・クレシー、マルク=アントワーヌ・マチューなどの作品を参考にフルカラー用の色彩感覚を学んだ。 物語は短編作品集『岸辺露伴は動かない』同様、漫画家の岸辺露伴を主人公として展開する。露伴が主人公となった理由については、『ウルトラジャンプ』掲載のインタビューにて「新しくキャラクターを描き起こせばその人物紹介だけで何十ページも消費し、なかなかルーヴルの物語に入っていけないが、作者がキャラクターをわかっていれば、露伴を知らない読者にもスッと提示できる」と説明がされている。 漫画本編に加えて、巻末には「ARAKI HIROHIKO meets MUS E DU LOUVRE report」としてBDプロジェクトの解説やフランス取材記が収録されている。
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