植物園部門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 09:49 UTC 版)
「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」の記事における「植物園部門」の解説
植物園部門の歴史は、北海道大学の前身である札幌農学校のW.S.クラーク初代教頭が、開拓使に対し「植物学および園芸学の教育のためには植物園が必要である」と提言したことにより発する。 かつての札幌市中心部には、豊平川が形成した扇状地の末端付近に多数の湧水池が存在していた。そんな泉の一つを中心として設計された場内である。ハルニレやエゾヤマザクラなど北海道に特有の植物が数多く植えられており、北海道開拓以前の原生林が再現されたエリアもある。さらにアイヌやウィルタ、ニヴフなど北方の先住民族が医療や食用等、生活に用いた植物を栽培する「北方民族植物標本園」や、研究に使うエンレイソウの実験園と、学問に関係ある植物を植えたエリアや、ライラック並木やカナダの植物が植えられたカナディアン・ロック・ガーデンやバラ園、アメリカ産の芝を使った広いローンもある。ハーバード大学の植物園より移植されたアメリカの樹木が数多く植えられている。
※この「植物園部門」の解説は、「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」の解説の一部です。
「植物園部門」を含む「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」の記事については、「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」の概要を参照ください。
- 植物園部門のページへのリンク