有限会社鈴木バイオリン社
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「鈴木バイオリン製造」の記事における「有限会社鈴木バイオリン社」の解説
鈴木バイオリン産業株式会社(社長鈴木喜久雄は鈴木政吉の子で、鈴木鎮一の弟)が、1944年(昭和19年)の空襲により木曽山林学校の木工室に疎開し、楽器の製作の代わりにグライダーの部品をつくっていたことに始まる。1948年(昭和23年)から本来の楽器工場に復帰し、鈴木バイオリン楽器と商号変更し、ウクレレ、バイオリン、ギターを生産したが、1950年12月に倒産。有志により1951年3月に有限会社鈴木バイオリン社として新発足した。鈴木バイオリン製造と区別するために木曽鈴木(Kiso Suzuki, K. Suzuki)と呼ぶことがある(これに対し鈴木バイオリン製造のほうを名古屋鈴木と称すこともある)。 鈴木バイオリン社は低価格のヴァイオリンや分数楽器、またベルウッド(=鈴・木)のブランド名でエレクトリックギターやベースなどを製造していた。一時期は全国生産額の約4割を占める生産量を保っていたが、1985年(昭和60年)に倒産し、材料や機械を音楽企業のESPに売り渡した。
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