ばくろ‐ウイルス【暴露ウイルス】
暴露ウィルス
別名:暴露ウイルス
暴露ウィルスとは、コンピュータウィルスのうち、コンピュータ内に記録保存されているデータを外部ネットワークで公開しようとするタイプのウィルスの総称である。
暴露ウィルスの多くは、Winnyのようなファイル交換ソフトの中で流通している場合が多い。ファイル交換ソフトを利用していると、知らない間に暴露ウイルスがダウンロードされ、感染する。感染した暴露ウィルスは、コンピュータのハードディスクに保存されているファイルを、ファイル交換ソフトなどを通じて公開してしまう。このため、感染したパソコンの持ち主は、外部に漏らされたくない文書や画像などを不特定多数の人間に見られてしまう。
代表的な暴露ウィルスとしては、Antinnyや山田オルタナティブなどがある。Antinnyはデータを外部に流出し、山田オルタナティブはローカルのパソコンを外部に公開されたサーバーに設定してしまう。2005年の末ごろから2006年初頭にかけて、企業や公的機関で用いられていたパソコンが暴露ウイルスに感染、パソコンの中に保管されていた機密情報が流出してしまう事件が相次ぎ、社会問題になった。
参照リンク
Winnyによる情報漏えいを防止するために (IPA)
ウィルス・ワーム: | Flashback Happy99 バックドア型 暴露ウィルス パスワードスティーラ ヒューリスティックスキャン ポリモーフィック型ウィルス |
暴露ウイルス
(暴露ウィルス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 12:35 UTC 版)
暴露ウイルス(ばくろウイルス)とは、コンピュータウイルス(あるいはトロイの木馬・ワーム)の一種であり、感染したコンピュータに記録されている情報を、ファイル共有ソフトのネットワークやインターネットに公開する機能をもつものをいう。
- 1 暴露ウイルスとは
- 2 暴露ウイルスの概要
- 3 関連項目
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