景観の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:17 UTC 版)
近江商人の発祥地として知られる町には五個荘のほかに近江八幡や日野があるが、純農村から発展し、店はなく本宅だけが置かれたのが五個荘の特色である。そのため、商家であっても町家風ではなく豪農風の屋敷が多く、また集落内には茅葺農家も点在する。田園のなかに寺院の大屋根と鎮守の森が目を引く集落遠景は、湖東平野の伝統的な農村景観をよく伝えている。金堂町では鈴鹿山脈の伏流水を利用した水路が町内を走っており、1988年(昭和63年)より観光向けに鯉の放流も行っている。現在、寺前鯉通りを中心に複数の商家が公開されている。近江八幡などに比べるとあまり観光地化していないが、古民家を活かした飲食店なども増えつつある。 重要伝統的建造物群保存地区は金堂町の主要部32.3haが選定され、選定名称は「東近江市五個荘金堂伝統的建造物群保存地区」(選定当初は「五個荘町金堂伝統的建造物群保存地区」)、種別は「農村集落」、選定基準は「(3)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示している」である。 あきんど通り 寺前・鯉通り 花筏通り
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