晩年の歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 17:33 UTC 版)
以下の歌を生前に詠み、その歌のとおり、陰暦2月16日、釈尊涅槃の日に入寂したといわれている。 ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ ──『山家集』 ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比 ──『続古今和歌集』 花の下を“した”と読むか“もと”と読むかは出典により異なる。なお、この場合の花とは桜のことである。その欲望の意味するところは、下の句の、如月(きさらぎ)の満月(望月)の頃つまり涅槃の頃に朽ち果てたいということである。(あくまで日本仏教の文脈における後世の解釈)
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