日本におけるアスレティックトレーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 09:34 UTC 版)
「アスレティックトレーナー」の記事における「日本におけるアスレティックトレーナー」の解説
アスレティックトレーナーの仕事は、スポーツ現場において、ケガが発生した場合に傷害の程度を評価し、応急処置にあたったり、救急車を呼ぶなどの対応の判断をすることである。また、ケガの予防のためのトレーニングや選手への教育、再発予防や傷害発生を抑えるためのテーピングなども必要に応じて行っている。チームのスタッフの一員として、選手の体調管理やケガからの復帰に関する情報交換の要としての役割を果たしている。 日本において、アスレティックトレーナーという名称や認知度はそれほど高くない。またアスレティックトレーナーとしての基準や教育、そして専門職としての技術、知識などの統一、基準作成がなされていないのが現状である。しかし、プロチームでは専属のアスレティックトレーナーが存在していたり、一流選手に対するサポートが行われるのが一般的となってきている[要出典]。 日本では、アスレティックトレーナーは国家資格ではなく団体の認定資格であり、資格としての法規制はない。国内の認定組織は、日本スポーツ協会とジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の2種類が存在する。ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会は柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士、作業療法士向けの認定資格である。一方、柔道整復師や理学療法士といった国家資格とともに日本スポーツ協会認定資格を取得する人もいる。こうした流れにより、高齢者など一般患者のリハビリへの応用も徐々に行われている。 現場で用いられる技術としては、テーピング、ストレッチング、アイシングなどがある。またシューズのインソール(中敷き)をセミオーダーで作成する場合もある。 特徴としては、テーピング用のテープ製造メーカーの技術が優れていることが挙げられる。
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