整備改造(東京)
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1960年、本系列の設備改善を目的として、整備改造が実施された。この改造は3種のメニューで5両に対し、いずれも大井工場で施工されたが、それ以降の改造はなかった。施工車と工事メニューは次のとおりである。いずれのメニューも、側面の三段窓はそのままだが、戸袋窓はHゴム支持とされた。 A工事(2両) : 72263, 73096屋根を1.6mm厚の鋼板とし、高さを70mm低くして3650mmとした。 床はアロンフロアリング仕上げとした。 出入口吹寄せを3.2mm厚鋼板に張り替えた。 クモハ73形は、前照灯を幕板に埋め込んだ。 B工事(2両) : 72045, 72108屋根の高さはそのままとして、1.6mm厚鋼板を貼った。 床の一部を1.6mm厚鋼板で補強した。 C工事(1両) : 72098木造屋根のまま、出入り口部を3.2mm厚鋼板で補強した。 床はアロンフロアリング仕上げとした。 出入口吹寄せを3.2mm厚鋼板に張り替えた。
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整備改造(大阪)
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1960年に施工された体質改善工事で、東京地区のものが応急的な性格が強かったのに対し、大阪地区のものは全金属化をともなう本格的なものであった。5両がいずれも吹田工場で施工されている。施工車は72024, 72213, 73001, 73233, 73387である。クモハ73形の前照灯は幕板に埋め込まれ、73001と72024は交換されたアルミサッシの上下比が1:2 で、妻板上部に屋根布押えがある。
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