改帳の作成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 09:23 UTC 版)
改帳の作成は、町村毎に名主や庄屋、町年寄が毎年行うこととされていたが、後に数年置きとなった地域もある。改帳には、家族単位の氏名と年齢、檀徒として属する寺院名などが記載されており、事実上の戸籍として機能していた。婚姻や丁稚奉公などで土地を離れる際には寺請証文を起こし、移転先で新たな改帳へ記載することとされた。こうした手続きをせずに移動(逃散や逃亡など)をすると、改帳の記載から漏れて帳外れ(無宿)扱いになり、居住の制約を受けるなどの不利益を被ることになる。そして、これらの人間を非人と呼んだ。
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