手土産 うなぎパイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:02 UTC 版)
2019新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患は、中華人民共和国湖北省の武漢市で2019年後期に発生し、明くる2020年に入ってアウトブレイクからパンデミックへと発展した。日本も深刻な事態に陥り、防疫上の事由で人の物理的交流も経済活動も大幅な自粛を余儀なくされた。そのような鬱屈した社会情勢にあった同年(令和2年)3月、東海道新幹線が大幅減便(乗客数で前年同期〈3月1日-9日〉比56%マイナス)し、この路線を主要販売先としていた「うなぎパイ」の同年3月の売上高大幅減(通常の半分程度に減少)に繋がった。そのため、大久保工場(日産20万-30万本)を同月13日から21日まで操業を停止することとなった。うなぎパイとそれを土産菓子として購入する東海道新幹線の乗客との関連性の強さは、世間の関心を引き、マスコミ各社がこぞって報道した。もっとも、実際には同じ事由による高速道路サービスエリアでの土産需要の大幅減も影響している。さらにその後、操業停止期間は無期限延長されたが、SNSでこれを知った一般消費者の「買って支援する」という動きが広がりを見せて需要が回復し、在庫対応するという当初の計画を変更、18日に生産を再開した。 その後、感染のさらなる拡大を受け、同年4月10日以降より再び生産を休止し、その後製造を再開したものの、2021年の緊急事態宣言の再発令でも需要減が見込まれるため、生産量を減らすことになった。 また、小麦粉などの原料や包装材が高騰していることから、2022年4月1日から最大で約10%の値上げを実施した。
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