戦後の坂東営業部の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:05 UTC 版)
「べっぴんさん」の記事における「戦後の坂東営業部の人々」の解説
元は五十八が立ち上げた服飾商社。戦時中に統廃合され事実上消失するが、終戦後に潔が再建。婦人服ブランド「オライオン」を取り扱う。昭和34年の時点では社名を「オライオン」に変更している。 岩佐栄輔(いわさ えいすけ) 演 - 松下優也 潔の友人。終戦後の復員列車で潔と知り合って意気投合し、潔の商売を手伝ったり、ゆりの用心棒をする。洋傘工場を営む両親と、すみれと同じ年の妹を空襲で亡くしている。 すみれに一目惚れし、何かと彼女を手助けする。周囲が紀夫の生存を諦めかけていたこともあり、すみれに求婚しようとするが、紀夫の帰還を知らせる手紙がすみれに届き、言えずじまいとなる。 坂東営業部のファッションショーで、店の経営への心意気を夫に伝えるすみれの姿を見届けた後、姿を消す。 アメリカに渡って若者文化を学び、1960年(昭和35年)の時点で、ファッション会社「エイス」の社長になり、大急百貨店への出店を取り付けオライオンと競合したり、キアリスが取引するメリヤス工場を買収するなど経営の勢いを見せていく。 昭和44年の時点ではKADOSHOの出資を受け東京へ進出し、自らテレビCMに出演しての宣伝など、エイスの経営を展開していく。昭和45年には大阪万博の閉会式のプロデュースを任され、キアリスに衣装協力を依頼する。その後も急速に店舗を増やしていくが、減収に転じたことによりKADOSHOからの援助を打ち切られ、昭和48年エイスは倒産。潔とゆりの厚意で野上宅に身を寄せる。その後、潔に懇願されてオライオン主催の男の着こなし講座の講師を務めたことをきっかけに、ファッション評論家として執筆や講演の仕事が増えていく。家族を失った経験を持つ明美と意気投合し、事実婚の同棲を経て、昭和59年に入籍する。 「エキレビ!」において、朝ドラのレビューを連載しているライター・木俣冬は、ヴァンヂャケットの創業者・石津謙介がモデルと見解している。 長谷川(はせがわ) 演 - 木内義一 坂東営業部の元社員。復員後、潔が再開した坂東営業部で働く。 秋山(あきやま) 演 - 小堀正博 坂東営業部の元社員。復員後、潔が再開した坂東営業部に戻り、営業を担当する。 笹井(ささい) 演 - 中村凛太郎 坂東営業部の元社員。復員後、潔が再開した坂東営業部で働く。
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