悪事の馴れ初め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 20:03 UTC 版)
1711年(正徳元年)、日光街道幸手中宿(現在の埼玉県幸手市)で穀屋を営む平兵衛が江戸を訪れた時、旅籠町(現在の東京都台東区柳橋)でとある武士とぶつかり、小競り合いになっていた。そこへ、同じく武士である 畔倉重右衛門(あぜくらじゅうえもん)が間に入り、仲裁を試みる。しかし、武士の怒りは鎮まらず、刀で切りかかろうとしてきた。そこで重右衛門も抜刀し、武士を返り討ちにし殺害する。喧嘩両成敗によって重右衛門は武士の身分を剥奪され、浪人となる。重右衛門に助けられた平兵衛は、重右衛門に恩を返すために剣術の師匠としての職業を斡旋する。真面目な重右衛門は弟子たちからも信頼されていたが、病に倒れ死亡する。息子である畔倉重四郎が二代目の師匠に就任するが、気の迷いから違法博打に熱中するようになってしまう。そんな畔倉を平兵衛は厄介者扱いするようになるが、一方で畔倉は博打仲間の「火の玉の三五郎」と兄弟分になるなど、裏社会へ着実に染まっていった。
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