後朝とは? わかりやすく解説

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後朝

読み方:ごちょう

(1)後に訪れる朝。翌日の朝を意味する語。翌朝次の朝。
(2)男女臥所を共にした夜の明け方。情を交わした次の朝。「きぬぎぬ」とも読む。

こう‐ちょう〔‐テウ〕【後朝】

読み方:こうちょう

その翌朝あくる朝ごちょう

「—、蔵人(くらんど)左衛門権佐(ごんのすけ)定長、太政入道宿所参じて」〈盛衰記一三

男女共寝した翌朝きぬぎぬごちょう

「—の心を詠める」〈金葉・恋上〉


ご‐ちょう〔‐テウ〕【後朝】

読み方:ごちょう

こうちょう(後朝)」に同じ。

除目(ぢもく)の—には」〈今昔三一・二五〉


きぬ‐ぎぬ【衣/後朝】

読み方:きぬぎぬ

衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。

しののめのほがらほがら明けゆけばおのが—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉

男女共寝をして過ごした翌朝また、その朝の別れ

「—になるとも聞かぬだにも明けゆくほどぞ声も惜しまぬ」〈新勅撰・恋三〉

男女夫婦離別

此の如くに、—になるとても、互ひに飽き飽かれぬ仲ぢゃほどに」〈狂言記箕被

物が離れ離れになること。

「首と胴との—」〈浮・伝来記・三〉


後朝

読み方:キヌギヌ(kinuginu)

男女互いに衣を重ねて共寝した翌朝別れるときに身につけるそれぞれの衣服


後朝

読み方:ゴチョウ(gochou), コウチョウ(kouchou)

男女共寝した翌朝


後朝

読み方:きぬぎぬ

  1. 男女初会したる翌朝の事をいふ。各起床して衣を着て別れるから名づけた。新古今集に「明けぬれどまだきぬぎぬになりやらで、人の袖をもぬらしつるかな」とある。〔情事語〕
  2. 朝の別れなり。
  3. 男女初会したる翌朝の事をいふ。各起床して衣を着て別れるから名づけた。新古今集に「明けぬれどまだきぬぎぬになりやらで。人の袖をもぬらしつるがな」とある。
  4. 男女共寝したあくる朝のこと。
  5. 男女交会した翌朝のこと。夜寝を共にした男女が、その翌朝各各己のキヌ(衣)を着て別れるの意。

分類 情事

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