律令法とは? わかりやすく解説

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律令法

読み方:リツリョウホウ(ritsuryouhou)

律令格式などの制定法


律令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 06:09 UTC 版)

律令法(りつりょうほう)とは、日本律令格式などの制定法を指し、さらに平安時代になってそれに基づき成立した各種の慣習法を含む。大化の改新以後の中央集権的国家の制定した公法を中心とする法体系である。


注釈

  1. ^ 商鞅申不害に代表される法家思想を継承した韓非のまとめた著書『韓非子』など。春秋戦国時代に国家同士が存亡を賭けた戦いを繰り広げる中で君主独裁権が確立され、後述の『唐律疏義』へ発展した。
  2. ^ 摂関政治期の公卿の日記から彼らの律令法の知識を調査した上杉和彦によれば、検非違使別当を務め、また延喜式に通じていた藤原実資が多少の法知識を有するものの、その実資ですら検断の基本的知識である犯罪者の妻・牛・住居の扱いについて訊ねられて「知らない」と述べている(『小右記』寛仁3年8月23日条)。(参照:上杉「王朝貴族の律令認識」)

出典

  1. ^ 上杉「摂関院政期の明法家と朝廷」(1997 博士学位授与論文)「王朝貴族の律令認識」(1987)
  2. ^ 長又高夫「法書『明法条々勘録』の基礎的研究」『中世法書と明法道の研究』(汲古書院、2020年)P122-160.(原論文:2009年)
  3. ^ 書評 上杉和彦著『日本中世法体系成立史論』(歴史科学叢書) 下向井龍彦 史学雑誌 108-8 (1999)
  4. ^ 国立公文書館所蔵資料特別展 将軍のアーカイブズ 28. 大明律例訳義
  5. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「大明律」
  6. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「新律綱領」
  7. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「旧刑法」




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