幽玄とは? わかりやすく解説

ゆう‐げん〔イウ‐〕【幽玄】

読み方:ゆうげん

[名・形動《「幽」はかすか、「玄」は奥深い道理の意》

物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。「—の美」「—な(の)世界

趣き深く高尚優美なこと。また、そのさま。

詩歌巧みに糸竹妙なるは—の道、君臣これを重くす」〈徒然一二二〉

気品があり、優雅なこと。また、そのさま。

内裏の御ことは—にてやさやさとのみ思ひならへる人の云なるべし」〈愚管抄・四〉

中古の「もののあはれ」を受け継ぐ中世の文学芸能美的理念の一。言葉表れない深くほのかな余情の美をいう。

和歌では、言外感じられる王朝的な上品で優しくもの柔らか情趣をいう。

連歌では、艶でほのかな言葉表されない感覚的な境地をさしていう。後に、ものさび閑寂な余情をもいうようになった

能楽では、初め美しく柔和な風情をさしていったが、後、静寂枯淡風情をもいうようになった


幽玄

読み方:ユウゲン(yuugen)

中世芸術理念


幽玄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 05:39 UTC 版)

幽玄(ゆうげん)とは、文芸・絵画・芸能・建築等、諸々の芸術領域における日本文化の基層となる理念の一つ。




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