川島令三(鉄道評論家)の仮定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:47 UTC 版)
「新幹線不在仮定」の記事における「川島令三(鉄道評論家)の仮定」の解説
「鉄道再生論」(中央書院 ISBN 978-4-88732-125-0) 東海道本線は衰退し、都市部を除いて鉄道は高速道路と航空路に取って代わられる。 高速道路は慢性渋滞し、空路も常に満席となって社会問題となる。 空港は羽田、成田、関空、伊丹の他、関東では厚木や横田や立川など、関西では淡路島や琵琶湖辺りにも出来て、日本中が空港だらけになる。 高速道路は東京大阪間に現状より3・4本は多く造られ、最高時速200km/hの道路も出来るだろう。 以上より排気ガスや振動の公害は、新幹線のそれとは比較にならないほど深刻になる。 また交通事故も当然ながら交通量の増える分多発し、航空機でもいくらか事故が起こるであろうから、毎年1万人以上の死者が出る事は予想される(参考までに東京(羽田) - 大阪(伊丹)を飛んでいた航空機が墜落した1985年の日本航空123便墜落事故では、520名もの死者数を記録している(機体の修理ミスが原因)。これは航空単独事故では史上最悪の死者数である。それに対して新幹線は、乗員のミスや車両、設備のトラブルを原因とする死亡事故は、1995年の三島駅乗客転落事故のみである。(2015年の「東海道新幹線火災事件」は、車内での焼身自殺を目的とした放火が原因のため、事故ではなくテロ、もしくは事件として扱われる)。
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