山菜掘り
山菜掘り(山菜掘りナイフ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:58 UTC 版)
「ナイフ」の記事における「山菜掘り(山菜掘りナイフ)」の解説
山菜をはじめとした植物の採集、またガーデニング等の園芸作業に用いられるナイフで、ナイフというよりは園芸用こて(移植こて)に近いものである。 先端は剣状になっており、両刃で片側は鋸刃状になっていることが多い。また、刃身の断面は緩い曲線形状になっており、物を切るよりは、土を掘る、植物を根ごと地面より抜く、といったシャベルとしての用途に最適化されている。用途の性格上さほど鋭利な斬れ味は必要とされないため、鋭く刃付けされることはないが、硬い土質の地面に突き立てたり、草木の根を断ったりといった力のかかる作業にも用いることを考慮して、全体的に堅牢な作りになっている。 この「山菜掘り」は、海外にも近似した刃物や道具はあるものの日本独自のものであり、日本国外では「Hori Hori」(日本語の「山菜「掘り」が転化されたもの)という名称で知られている(en:Hori hori)。日本の製品が輸出されている他、海外で模倣して生産されたものもある。
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