実写アダルトVR
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大手動画配信サイト・DMM.comR-18(のちにFANZA)は2016年11月、VRに対応したアダルト動画の配信を開始。さらにAV会社大手、ソフト・オン・デマンドは2016年12月、アダルトVRを個室鑑賞できる店舗「SOD VR」を秋葉原にオープンした。 2016年11月10日発売「【VR】吉川あいみと寸止め同棲生活 CHAPTER.01 見せつけ着衣オナニー」(WAAPグループ VR)がアダルトVR第1弾として発売。当時はダウンロード容量の兼ね合いもありチャプターごとに分割された16分の作品だった。2018年ごろから増え始め、FANZAの「VR専用」タイトルは2020年時点で約8,000本。2018年の年間作品ランキングベスト100のうち、44本がVR作品になるまで需要が増した。この頃になると120~180分程度の長時間作品も増えている。 2017年にはユーザー有志による年2回のレビュー&表彰サイト「このエロVRがすごい!」が開始された。 2019年時点では女性との距離感が重要との考慮から360度作品から180度立体視作品が多くなっている。また発展とともに一般アダルトビデオ同様、女優単体作品とフェチ作品という両極端な傾向が求められているという。同年2月発売の『雪山遭難VR』は女性と密着しなければならないというシチュエーションを作り込み、同んのDMMアダルトダウンロード数1位を記録。前述の「このエロVRがすごい!」でも上半期1位となった。 2020年よりカメラの仰角を大きく天井方向に振る「天井特化」作品が増え、ランキング上位となっていく。前述の180度立体視も含め、一般的なVRと異なり没入感を求めた結果、視覚範囲を意図的に狭める傾向にあると言える。 海外では2015年に誕生以来、欧米を中心に発達。米国「VR Bangers」、スペイン「Virtual Real Porn」、チェコ「Czech VR」など1か月単位の会員制をとる配信サイトが多い。日本と異なり海外作品の多くはDRMフリー。2022年時点で市場規模は全体で400億ドル超と見積もられている。
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