宗教事業協会
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宗教事業協会[1](または宗教活動協会[2]、イタリア語:Istituto per le Opere di Religioni/IOR)は、ローマ教皇庁の資金管理と運営を行う組織。「バチカン銀行」、「神の銀行」とも呼ばれる[1]。
- ^ a b “IOR(アイオーアール)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年3月10日閲覧。
- ^ 世界史・日本史未解決事件ファイル 著者: 日本博学倶楽部[要ページ番号]
- ^ 『バチカン銀行の資金押収 「闇」の解明なるか』MSN産経 2010年9月22日 Archived 2010年9月25日, at the Wayback Machine.
- ^ CNN.co.jp:バチカン銀行、資金洗浄に関与か 伊司法当局が捜査開始 at the Wayback Machine (archived 2010-09-25)
- ^ “Benoît XVI «affligé» d'avoir été trahi par son majordome” (フランス語). Le Figaro (2012年5月26日). 2024年3月10日閲覧。
- ^ バチカン:カネと権力めぐるスキャンダルで激震- 毎日jp(毎日新聞) at Archive.is (archived 2012-07-11)
- ^ “バチカン銀行元総裁、公金横領と資金洗浄で禁錮8年11月”. www.afpbb.com. 2021年7月8日閲覧。
- 1 宗教事業協会とは
- 2 宗教事業協会の概要
- 3 外部リンク
宗教活動協会
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第二次世界大戦中の1942年に、ピウス12世によってそれまでの「宗務委員会」から改組され設立された、バチカンの国家財政管理を行う組織である「宗教事業協会」(Instituto per le Opere di Religioni/ IOR、「バチカン銀行」とも呼ばれる)が、各国の民間の投資銀行を通じて投資運用し資金調達を行っている。上記の「国家予算」には、「宗教事業協会」の投資運用による利益は入っていない。 1980年代前半までは、宗教事業協会の投資運用と資金調達を行う主力行としての業務はイタリア国立労働銀行の子会社のアンブロシアーノ銀行が行っていたが、1982年に、同協会のポール・マルチンクス大司教と、「教皇の銀行家」と呼ばれていた、アンブロシアーノ銀行のロベルト・カルヴィ頭取のもとで起こった、マフィアや極右秘密結社であるロッジP2が絡んだ、多額の使途不明金と資金洗浄に関わった不祥事の影響を受け、同行が破綻し、カルヴィ頭取などの複数の関係者が暗殺されて以降は、ロスチャイルド銀行とハンブローズ銀行などが行っている。また、この事件は、アメリカ映画「ゴッドファーザー PART III」でも取り扱われている。
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