孝子桜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 00:50 UTC 版)
「宇都宮市立城山西小学校」の記事における「孝子桜」の解説
校庭の中央に生えているシダレザクラで樹齢は400年を超える。シダレザクラは園芸種のため華蔵院時代に植えられたとみられる。華蔵院は明治初年の神仏分離、廃仏運動により廃寺となったが、1875年の学貫舎開設後も残され、1959年(昭和34年)3月に宇都宮市の天然記念物に指定された。 冬のある日、病気の父親から「早く桜が見たい」と言われた息子が古賀志山中腹の大日如来に祈ったところ、翌朝は春の陽気で桜が満開になっていたとの伝説から孝行息子にちなみ「孝子桜(こうしざくら)」と呼ぶようになった。 1994年に樹勢回復作業を実施 2000年に2回目の樹勢回復作業を実施し、幹の負担が増す太枝を切除、幹周りだけでなく根の発根対策や土の入れ替え、周囲の木々の移設などを行った。翌年は回復作業の影響もあり衰えたが、翌々年には桜が咲いた。 2001年に教職員の異動も考慮し、事務局を城山西小とした上で孝子桜の維持管理を引受ける住民組織「古賀志の孝子桜愛護会」発足。
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