天神山
天神山
天神山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:24 UTC 版)
守護館は天神山麓に築かれていたようで、古地図や伝承によると3層の天守も存在していたとされる。 天神山の頂部に広い曲輪があり、北端には井戸が、西端には櫓台と推定される高さ5mの岩塊がある。櫓台南側には2段に切り開かれた腰曲輪が連なり、堀切で区切られている。 本丸の南東側は2段に切り開かれた帯曲輪があり、こちら側が大手道と推定される。 天神山の西側(湖山池側)には切り岸が設けられており、湖山池方面からの侵入を防いだと推定される。 天神山の東方には「上蓮原」「中蓮原」「下蓮原」という小字が残り、当時は蓮の繁る湿地が広がっていて、それが天然の水堀の役目を果たしていたと考えられる。それら蓮原の中に「天満畷手」という小字も残っており、それが城の大手道であったと考えられる。 2004年(平成16年)に堀跡の発掘調査が行われ、幅12m・深さ1.7mに及ぶものの、土塁・折等は存在しなかったことが明らかになっている。
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