大田ノ沢のカキツバタ群落
名称: | 大田ノ沢のカキツバタ群落 |
ふりがな: | おおたのさわのかきつばたぐんらく |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 京都府 |
市区町村: | 京都市北区上賀茂本山町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1939.09.07(昭和14.09.07) |
指定基準: | 植8 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 小池ノ中ニ在リ かきつばたハ濃紫花ナルヲ普通トスルモ稀ニ白色ヲ着クルモノアリ 舊時此ノ地方ノ沼澤ニ存在セルかきつばた群落ノ一部ノ今日ニ遺レルモノナリ |
天然記念物: | 大浜海岸のウミガメおよびその産卵地 大瀬崎のビャクシン樹林 大玉スギ 大田ノ沢のカキツバタ群落 大船山のミヤマキリシマ群落 大谷のクス 大賀の押被 |
大田ノ沢のカキツバタ群落
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:36 UTC 版)
「大田神社 (京都市)」の記事における「大田ノ沢のカキツバタ群落」の解説
参道の脇の「大田ノ沢」では、約2000平方メートルの敷地にカキツバタ約25,000株が自生しており、「大田ノ沢のカキツバタ群落」と呼ばれる。この大田ノ沢は平安時代からの名所とされ、尾形光琳の『燕子花(かきつばた)図』のモチーフになったとの言い伝えもある。毎年5月上旬から中旬にかけての開花時に、沢一面に濃淡さまざまな紫色の花をつけ、多くの観光客の目を楽しませる。 大田ノ沢は古代に深泥池と同様に沼地であったといわれ、かつて京都盆地が湖であった頃の面影を残すものであるとして、カキツバタ群落とともに、昭和14年(1939年)に国の天然記念物に指定された。 文治6年(1190年)には、『千載和歌集』の編者で著名な藤原俊成が、紫一色に染まる様子を一図な恋心に例えて次の歌を詠んでいる。 神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ歌の大意:神山(賀茂別雷命の降臨地)の近くにある大田神社のかきつばたに、深くお願いする色事は、かきつばたの色のように一途で美しく可憐なのだろうか。 — 藤原俊成
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