大学当局の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 23:48 UTC 版)
京都大学当局は当初、この風習を事実上黙認していた(後述)。2008年に登場したてんどんまんバージョンに対しては、京都大学高等教育研究開発推進機構が大学ホームページを通して公式声明を発表した。例年置かれる像の出来映えを賞賛し、折田先生像を「吉田南構内の風物詩の一つ」として事実上黙認する構えを見せた。また、いつも何者かに折田先生像が破壊される事実に対しては「創作物を壊すという行為は、最も悪質で下劣で野蛮な行為」と厳しく断じた。一方で『アンパンマン』シリーズの著作権を保有する企業から問い合わせがあり、撤去要求はなかったが著作物のイメージを損ねないよう要請があったことを明かした。これを受けて機構は制作者が自主的に像を撤去することを呼びかけ、それが叶わぬときは誰の目にも劣化したことが明らかになった際に機構が撤去するとした。 しかし2018年度以降、京大当局は大学周辺・構内における設置物への規制・管理を強化し(京都大学の立て看板参照)、折田先生像の製作は実質的に禁止されるようになった。2019年の折田先生像は設置された当日の昼に撤去されている。
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