地球を救え!なかまたち ちびねこトムの大冒険
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『地球を救え!なかまたち ちびねこトムの大冒険』は1992年(平成4年)に製作されたアニメ映画作品。地球の精に助けを求められたトムと仲間たちが、何でも飛行機にする「つばさの実」を使って地球を救うために冒険する物語となっている。登場人物は全部擬人化された動物であり、メインは猫のキャラクター。アーバンプロダクトの米川功真が企画し、制作はトライアングルスタッフ。諸事情により劇場公開が行なわれず、長らく地方での上映会や、CSにて放送されたのみにとどまっていた。製作から20年余り過ぎ、2014年12月20日から2015年1月18日にかけて下北沢トリウッドで上映された。 監督の中村隆太郎、作画監督の大橋学は後にともに『ポポロクロイス物語 (ゲーム)』のアニメシーンにも参加している。この点を踏まえて作家の和智正喜は、本映画には『ポポロクロイス物語』の「ガミガミシティ」を思わせるビジュアルが認められるなど、両者の類似点を述べている。 トムたちが宇宙空間を漂うシーンの原画は、沖浦啓之が担当している。沖浦は作画してから初号を見るまで3年ほどかかったこと、初めて自分の仕事が「悪くない」と思えたこと、1ヶ所だけ動きが一瞬巻き戻る撮影ミスがあることなどを述べている。
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