地点ごとの評価と地震ごとの評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 17:29 UTC 版)
「地震危険度」の記事における「地点ごとの評価と地震ごとの評価」の解説
地震危険度の評価は、地震調査研究推進本部が用いている用語を引用すると、そのアプローチ方法から確率論的地震ハザード評価(「確率論的地震動予測地図」)とシナリオ型地震動評価(「震源断層を特定した地震動予測地図」)に分けられる。簡単に言えば、前者はある地点における地震動を評価したもので複数の地震の影響を受けるもの、後者はある特定の地震における地震動を評価したものである。 両者は似たような確率値で表現されるが、混同しないよう注意が必要である。確率論的地震ハザード評価においては、ある一定の地震動(最大加速度や震度など)を閾値とした地震動の超過確率が用いられる。シナリオ型地震動評価においては、ある単一の地震そのものが発生する確率が用いられる。これらの確率は、時間依存モデルの場合はハザードカーブという曲線をとる。
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