圭卯【タマウ】(草花類)
登録番号 | 第4253号 | |
登録年月日 | 1995年 1月 26日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 圭卯 よみ:タマウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 1月 27日 | |
品種登録者の名称 | 大東盛雄 | |
品種登録者の住所 | 大阪府東大阪市玉串元町1丁目8番8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大東盛雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「新精興」の実生株に「秀芳の力」を交配して得られた実生の中から,選抜育成されたものであり,花は一輪仕立ての黄白色で,大輪の切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立て法は一輪仕立て,開花時の草丈は高である。茎の太さは 8.0㎜以上,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29㎜である。葉身長は 100~ 124㎜,幅は75~99㎜,基部の形は凹形,先端部分の形はやや鈍円,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色はやや濃緑,裏面の色は緑,厚さは中,全体の角度は立つ,葉身の巻き方はやや下巻きである。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は凹形,花の大きさは 150~ 199㎜,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は 200~ 399,管状花数は50~99である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは70~89㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2502),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色,花たくの形は盛上ったドーム状,総ほうの大きさは30~39㎜,総ほう部から花頂部までの高さは40~49㎜,花首の長さは40~59㎜である。季咲きの開花期は夏で,育成地(大阪府八尾市)における自然開花期は6月上旬である。 「新精興」と比較して,葉裂片縁部の重なりが重なること,花房の形が凹形であること,花たくの形が盛上ったドーム状であること等で,「天竜の里」と比較して,葉裂片縁部の重なりが重なること,花房の形が凹形であること,管状花数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に育成者のほ場(大阪府八尾市)において,「新精興」の実生株に「秀芳の力」を交配して得られた実生株から選抜,育成されたものであり,以後,特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「圭卯」であった。 |
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