国際出願とは? わかりやすく解説

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国際出願(こくさいしゅつがん)


”国際出願”とは、特許協力条約PCT)に基づいてされる出願をいう。

日本語による1つ出願国際機関に行うことにより、国際出願日与えられ多数の国(指定国)への出願日を確保できるまた、国際調査国際予備審査結果見ておおよそ特許可能性知ってから、各国の手続を行うか否か決定できるヨーロッパ特許条約EPC)に基づく出願違って特許与えか否か審査は、各国ごとに行われる

発明品ヒットしそうな国が予測できない場合等、とりあえ多くの国での出願日を確保しておき、各国の手続をできるだけ延ばしたい場合には、国際出願が有効である。下図に、国際特許出願直接各国出願した場合の手続の比較を示す。

下図からも分かるように、各国翻訳文提出しなければならない期限後ろにずらすことができる点、国際調査国際予備審査結果見てから翻訳文を出すかどうか決定することができる点が、国際特許出願メリットである(一般に外国出願費用にしめる翻訳費用割合大きい)。

ただし、国際段階(国際出願から国際予備審査まで)での手費用余分にかかるので、全ての場合において、国際特許出願が有利であるとはいえない。

国際出願

国際出願

なお、国際出願を用いて出願する場合を、PCTルートと呼ぶことがある。これとの対比において、直接各国出願する場合をパリルートと呼ぶ。また、ヨーロッパ特許条約に基づく出願EPCルートという。


国際出願

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/13 00:14 UTC 版)

国際特許」の記事における「国際出願」の解説

出願願書特許協力条約PCT)に従い提出することでPCT加盟国において出願したことと同じ効果与え出願制度。この制度出願部分のみを共通化するもので、特許取得するためにはさらに国別手続きが必要であって国際的に通な特許権取得できる制度ではない。

※この「国際出願」の解説は、「国際特許」の解説の一部です。
「国際出願」を含む「国際特許」の記事については、「国際特許」の概要を参照ください。


国際出願

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/04 08:33 UTC 版)

特許協力条約の用語集」の記事における「国際出願」の解説

特許協力条約に従ってされる、締約国において発明の保護求めるための出願である。#願書、#明細書、#請求の範囲必要な図面、#要約を#受理官庁提出して行う。

※この「国際出願」の解説は、「特許協力条約の用語集」の解説の一部です。
「国際出願」を含む「特許協力条約の用語集」の記事については、「特許協力条約の用語集」の概要を参照ください。

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