国鉄D51形蒸気機関車200号機とは? わかりやすく解説

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国鉄D51形蒸気機関車200号機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/14 02:20 UTC 版)

D51 200は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の京都鉄道博物館(旧梅小路蒸気機関車館)にて動態保存されている蒸気機関車 (SL) で、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造したD51形蒸気機関車の1両である。


注釈

  1. ^ D51 498はボイラー使用圧力が14 kgf/cm2 (1,373 kPa)に下げられており、現役時代の性能を最大限に引き出すことが可能なD51形の動態保存機ではない。他に本線上にD51形の動態保存機はいないため、性能も含めて現役時代同様の状態で本線運転用として動態保存されるD51形は本機が復元された段階ではこの200号機のみである。
  2. ^ 1972年の長野工場で行われた解体検査以来、約40年ぶりとなる[8]
  3. ^ 4軸テンダー式蒸気機関車の場合、テンダー台車間が車上子取付位置としては最適であるが、本機関車ではその位置にATS-SW車上子が取り付けられている。先台車の前に車上子を設置することも可能で検討も進められたが、擬装用にスノープロウを常備する必要があり、オリジナルの形態をなるべく崩さないとの方針から不採用となり、この位置に設置された[12]
  4. ^ C57 1の重油併燃装置はかつては使用されていたが、現在は使用が停止されている。

出典

  1. ^ イカロス出版『蒸気機関車EX Vol.29』内「履歴簿に見る機関車の一生」より
  2. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.32
  3. ^ 持続的なSL動態保存の体制の整備について SLの解体検査に特化した専用検修庫を新設します! D51の本線運転を復活させます!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年10月17日。 オリジナルの2014年10月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20141017110534/http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/10/page_6307.html2018年3月21日閲覧 
  4. ^ 2017年(平成29年)9月23日に京都鉄道博物館で開催された講演会『SL動態保存の取り組み』の講演内容「D51形200 号機の本線運転復活に向けた取組み」より
  5. ^ 「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を開催します!』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2017年7月25日。 オリジナルの2017年7月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170730213133/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/170725_00_yamaguchidc.pdf2018年3月21日閲覧 
  6. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻681号、p.34
  7. ^ 2017年9月23日に京都鉄道博物館で開催された講演会『SL動態保存の取り組み』の講演内容「D51形200号機の本線運転復活に向けた取組み」より
  8. ^ a b c 『鉄道ジャーナル』通巻616号、p.28
  9. ^ a b 『鉄道ファン』通巻681号、p.33
  10. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.35
  11. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻681号、p.38
  12. ^ a b c d e 『鉄道ジャーナル』通巻616号、p.29
  13. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.48
  14. ^ a b イカロス出版社『蒸気機関車EX Vol.30』より
  15. ^ 南博幸 (2016年3月9日). “蒸気機関車「D51200」復活へ(1)”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2016年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月21日閲覧。
  16. ^ 南博幸 (2016年3月23日). “蒸気機関車「D51200」復活へ(2)”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2016年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月21日閲覧。
  17. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻616号、p.30
  18. ^ 南博幸 (2016年3月9日). “蒸気機関車「D51200」復活へ(1) ほぼ新製に近い形で修繕された運転台”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2016年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月21日閲覧。(画像)
  19. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.36
  20. ^ オープン間近の京都鉄道博物館、特徴は? 乗務員愛用の「秘密兵器」も”. 乗りものニュース (2016年4月1日). 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月6日閲覧。
  21. ^ D51 200 車入れ」、『鉄道ファン』56巻(通巻667号(2016年11月号))、交友社 p. 72
  22. ^ a b c d 『鉄道ファン』通巻681号、p.39
  23. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.40
  24. ^ D51 200が新山口へ”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2017年6月15日). 2018年3月21日閲覧。
  25. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻681号、p.42
  26. ^ “デゴイチ復活へ準備/JR西、試運転 山口線で営業”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2017年7月25日). オリジナルの2017年7月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170724235859/http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19193740U7A720C1LC0000/ 2018年3月21日閲覧。 
  27. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻616号、p.31
  28. ^ D51 200が梅小路へ”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2017年10月3日). 2017年10月4日閲覧。
  29. ^ D51 200が北陸本線で試運転を行う”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2017年11月7日). 2017年11月8日閲覧。
  30. ^ 『鉄道ファン』通巻681号、p.43
  31. ^ C56形蒸気機関車の最終運転について(SL北びわこ号)』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年3月19日。 オリジナルの2018年3月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180320143846/http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/03/page_12102.html2018年3月21日閲覧 
  32. ^ JR西日本,5月27日でC56形160号機による“SL北びわこ号”のけん引を終了”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2018年3月20日). 2018年3月21日閲覧。
  33. ^ SLやまぐち号台車に亀裂運転再開は6月中旬以降 - 共同通信(2022年5月4日)、2022年5月4日閲覧


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