名脇役、エッセイストとして活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:16 UTC 版)
「殿山泰司」の記事における「名脇役、エッセイストとして活躍」の解説
その一方、「お呼びがかかればどこへでも」をモットーに「三文役者」を自称して、様々な映画に脇役として出演。巨匠の作品から児童教育映画、娯楽映画、日活ロマンポルノに至るまで名バイプレーヤーとして活躍した。独特な風貌や、巧妙な演技から性格、個性派俳優として黒澤明、今村昌平、今井正、大島渚など様々な監督に重用された。また当時の役者にしては珍しくフリーで活動していたため、五社協定に縛られることなく各社の映画に多く出演することができた。そのため73年の生涯で約300本に上る映画に出演し、テレビにも頻繁に出演したため、その作品は膨大な数に上る。 1966年に「三文役者の無責任放言録」を刊行したのを皮切りに、その後エッセイを多数執筆。コラム連載を持ち、エッセイストとしても饒舌な素地となり、1970年代には「オレが」一人称で毒舌織り交ぜながら独特の口調で語るエッセイや自伝的文章を多数執筆し、トレードマークの禿げ頭、黒いサングラスをかけた殿山のイラストが添えられていた。
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