同人誌版のあらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:23 UTC 版)
「ドラえもん最終話同人誌問題」の記事における「同人誌版のあらすじ」の解説
ある日、突然ドラえもんが動かなくなってしまった。タイムテレビで未来の世界のドラミに原因を尋ねたところ、バッテリー切れが原因だと告げられる。しかし、旧式のネコ型ロボットのバックアップ用記憶メモリーは耳に内蔵されており、ドラえもんは耳を失っていたため、バッテリーを交換してしまえば、のび太と過ごした日々を完全にリセットされて消去されてしまう。 バックアップを取ろうにも方法が分からず、未来の世界で修理をしてもらおうとタイムマシンに近づこうとした瞬間、何らかの力によって阻止されてしまう。一方、未来から駆けつけようとしたドラミもタイムパトロールによって行く手を阻まれてしまう。開発者を呼ぼうとするも、なぜか設計開発者の情報は訳あって絶対に開示されない超重要機密事項となっていた。 テレビ越しのドラミは、「タイムパトロールの追跡をかわしつつ電池交換をする」「このまま部屋に残して記憶を維持する」という2つの案を提示する。のび太は一晩考えた末に、「ドラえもんを未来に送って修理せず、このまま記憶メモリーを維持する」という決断をドラミに伝える。そして、のび太は自らが努力して、ドラえもんを修理しようと心に誓う。 その後、勉強に集中するためしずかからのピクニックの誘いも断わるなど、懸命の努力を続けたのび太は、高校時代には試験で500満点中498点という、出木杉の475点を上回る好成績を出すようになっていた。出木杉からは「もう君にはかなわない」と言われ、校内にはのび太のファンの女生徒たちから声をかけられるなど、周囲からも認められる存在となっていた。 それから35年後、のび太はトップクラスのロボット工学者になっていた。一方、総理となった出木杉の元にスネ夫とジャイアンが招かれる。「ドラえもんが来た22世紀の技術と、現代の技術の差は大きすぎると思わないか」と問いかける出木杉に賛同する二人。すると、出木杉は続けて「今夜、ある技術者が大きなブレイクスルーを達成する。そして未来からは、『その技術者に干渉しない事』という超重要機密事項が各国のトップに通達されている」と語る。 のび太は、妻となったしずかの目の前で、努力の末に記憶メモリーを維持したままで修理完了したドラえもんのスイッチを入れると、いつものように「のび太君、宿題終わったのかい?」と言い、ドラえもんが復活する。童心に戻ったのび太は、ドラえもんを抱きしめるのであった。
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