東京吉本
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東京吉本(とうきょうよしもと)とは、一般的には興行会社・吉本興業の東京のセクションを指す。大阪吉本とはまた独自の展開で、戦前の柳家金語楼、柳家三亀松、あきれたぼういずから、戦後の江利チエミ、近年のロンドンブーツ1号2号、品川庄司、オリエンタルラジオに至るまで、多くの人気タレントを輩出してきた芸能界の老舗である。また映画会社・東映の前身の一つ、太泉映画を設立したことでも知られている。組織上は、時期別に次の3つに大別され、それぞれ性格も異なる。
注釈
- ^ 戦後、新宿末廣亭の席亭を長年務めた北村銀太郎によれば、戦前の東京で一流の寄席と見なされていたのが、四谷の喜よし、神楽坂の演芸場、芝の恵智十、神田の白梅と神田花月だったという。冨田均 『聞書き・寄席末広亭』 平凡社ライブラリー、2001年、190頁。
- ^ 矢野誠一は評伝『女興行師 吉本せい』において、金語楼も戦前に引き続き戦後も、東京吉本に所属していたと記述しているが、詳細は不明(矢野誠一 『女興行師 吉本せい-浪花演藝史譚』 中央公論社、1987年、88頁)。
- ^ 幼少時にアメリカから来日。後にチャキチャキの東京弁を使いこなす金髪美女として芸能界の人気者となる。その後東京吉本に入り、日本髪着物姿で、日本舞踊を踊る様が、戦前の浅草花月の名物となった。1941年(昭和16年)の日米開戦前後にアメリカに帰国。戦時中は、長年の日本滞在経験を生かして、米軍の情報活動にも協力したという(旗一兵 『喜劇人回り舞台-笑うスター五十年史』 学風書院、1958年、180-181頁)。
- ^ 戦前に活躍した日系二世でハーフの少女歌手兼タップダンサー。1928年(昭和3年)12月イギリス・ロンドン生まれ。1933年(昭和8年)来日。1935年(昭和10年)11月、6歳にして浅草花月劇場こけら落とし公演にタップダンサーとして出演。金髪を振り乱して踊る可憐な姿は「日本のシャーリー・テンプル」「舞踏界のお人形」と言われ、人気を博した。日英仏語に堪能だったという。
- ^ 戦前の少女歌手兼タップダンサー。1930年(昭和5年)横浜市の電気商の娘として生まれる。6歳頃から浅草花月の「吉本ショウ」に少女役として出演。喜劇とタップを演じた。当時の浅草花月のプログラムには、「吉本ショウ出演のミミー宮島は、通学のため、平日朝の一回だけ休演させて頂きます」と記されており、小学校に通学しながら連日夜までの興行を務めていた。1940年(昭和15年)に、「大きな古時計」を日本で初めてレコーディングしたことでも知られる。戦後は渡辺弘とスター・ダスターズなどで歌った(瀬川昌久・大谷能生 『日本ジャズの誕生』 青土社、2009年、109頁)。
- ^ 生没年不明。1931年立教大学を卒業し、毎日新聞に入社。社会部、学芸部記者を経て、1938年東京吉本に入社。45年、キネマ旬報に移り、50年には新芸術プロダクションの製作部長に招かれる。57年新芸プロをやめ、フリーの芸能評論家に(砂古口早苗 『ブギの女王・笠置シヅ子-心ズキズキワクワクああしんど-』 現代書館、2010年、99-100頁)。
- ^ 1932年2月東京品川生まれ。1953年実践女子大学国文科中退。東京吉本のラジオ部に入り、製作の仕事に携わる。54年、ニッポン放送文芸部に移り、57年退社。フリーの演劇プロデューサーを経て、吉田事務所を設立。石坂浩二、加賀まりこ、池部良、緒形拳などのマネジメントを手掛けた。74年6月急逝(矢野誠一 『舞台人走馬燈』 早川書房、2009年、186-188頁)。
出典
- ^ 小島貞二 「東京吉本ラプソディ」『ザ・よしもと大解剖』 読売新聞社、1988年、59-60頁。
- ^ 木村政雄の私的ヒストリー|木村政雄の事務所
- ^ DOCOMOMO. “四谷第五小学校(吉本興行東京本部)”. docomomo. 2022年6月7日閲覧。
- ^ “音楽の奇才発掘! 「レイモンド・スコット・ソングブック」 依田彰-Book.asahi.com” (2013年3月13日). 2013年8月22日閲覧。
- ^ 阿木翁助 『青春は築地小劇場からはじまった-自伝的日本演劇前史』 現代教養文庫、1994年、210頁。
吉本興業東京本社(1980年 - )
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