合金鋳鉄
合金鋳鉄は特殊鋳鉄とも呼ばれ、鋳鉄に特殊元素を添加することにより機械的性質の向上、あるいは耐熱性、耐食性などを向上させた鋳鉄の総称である。特殊元素としては、ニッケル、クロム、銅、モリブデン、チタン、パナジウムなどがある。その組成によって低合金鋳鉄と高合金鋳鉄に分けられるが、用途によって合金元素の種類、量を微妙に変化させねばならないため、一般的な規格がなく、各メーカー独自の規格を使用している。合金鋳鉄の使用される自動車部品はピストンリング、カムシャフト、シリンダーライナー、ブレーキドラムなどである。
- 合金鋳鉄のページへのリンク