収穫具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 04:35 UTC 版)
まず、収穫具として、石包丁・石鎌があげられる。ともに稲を刈り取る際に用いられる道具であり、石包丁は穂首刈りに、石鎌は根刈りに主に用いられたとされる(一般的に根刈りの方が穂首刈りより効率が良い)。石包丁は北部九州〜西日本一帯に頻繁にかつ比較的多く見られるが、石鎌は量が少なく、また分布範囲も北部九州を中心とした地域に限定される。石包丁には大型と小型があり、列島には主に小型の石包丁が分布するが、北部九州を中心に大型の石包丁もしばしば出土する。代表的な産地として、福岡県飯塚市の立岩遺跡群をあげることができ、北部九州一帯に分布する。
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