反EUスタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:05 UTC 版)
パテルは反EU派の下院議員であり、EUを離脱することで英国の民主主義を強くし、英国の女性の地位を高めることができると考えている。英国のユーロ加盟にも強く反対している。 パテルは1992年のポンド危機のことを覚えている。これがパテルを欧州懐疑論者にしたのである。その当時の金利は10から12%であり、15%まで上昇する恐れもあった。 「私のパパは(日本でいうコンビニエンス・ストアのような)小さい店を持っていました。その時にナーシング・ケア・ホームも買っていたので、銀行からお金を借りなきゃいけなかったんです。その時に私はラジオでニュースを聴いてました。なんてことが起こっているのかしらと思いながら。」 パテルの両親が銀行から資金を借りて営んでいた介護老人福祉業は、金利高騰のためひどい事態になっていた。 「その時に私の大陸欧州への見方が決まりました。大陸欧州は英国経済にひどいことを行い、結局これで人々は仕事や住居を失ったんです。私の親は資産、金融・年金関連の有価証券を失いましたが、私たちはそれでもラッキーなほうでした。それでも(有価証券などをパテル一家から取り戻した)金融機関はハゲタカでしたね。」 パテルは2016年6月に行われた英国のEUからの離脱の是非を問う国民投票において、EU離脱のためのキャンペーンを展開した。パテルはEU離脱を支持する理由の一つとして、移民のコントロールを挙げている。英国がEUを離脱することで、英国の国境審査を強化できるというものである。保守党のマニフェストでは移民の正味数を数万人に抑えるというものだったが、実際にはかなりの移民が英国に移住した。EU離脱はマニフェストでのターゲットを(EU離脱の)初年度で達成させるかも知れない。パテルはそれが不可能な理由はないと述べている。
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