原子質量とは? わかりやすく解説

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統一原子質量単位

(原子質量 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 01:21 UTC 版)

ダルトン: dalton、記号: Da)および統一原子質量単位(とういつげんししつりょうたんい、: unified atomic mass unit、記号:u)は、主として原子分子のような微小な粒子に対して用いられる質量非SI単位である。 1 Da = 1.66053906660(50)×10−27 kg[注 1] である。


注釈

  1. ^ 国際単位系におけるSI接頭語の一つであるヨクト(y)を用いると、1 Da = 1.66053906660(50) ygと表せる

出典

  1. ^ CODATA Value: unified atomic mass unit”. NIST. 2021年4月18日閲覧。
  2. ^ 斉藤勝裕、「物理・科学」の単位・記号がまとめてわかる事典、p.118、ISBN 978-4-86064-527-4、ペレ出版
  3. ^ a b #国際単位系(SI)第9版(2019), pp.114-115
  4. ^ 吉野健一 2013, p. 476.
  5. ^ 吉野健一 2013, p. 438.
  6. ^ 表7 SI単位で表される数値が実験的に求められる非SI単位 pp.37-38、国際単位系(SI)第8版(2006)日本語版、(独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2006
  7. ^ 吉野健一 2013, p. 438-439.
  8. ^ 表7 SI単位で表される数値が実験的に求められる非SI単位 p.38 表7注(c)、国際単位系(SI)第8版(2006)日本語版、(独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2006
  9. ^ CODATA proton mass in u.
  10. ^ CODATA neutron mass in u.
  11. ^ a b NIST Relative Atomic Mass.
  12. ^ The Atomic Mass Unit BRIAN W. PETLEY, IEEE TRANSACTIONS ON INSTRUMENTATION AND MEASUREMENT, VOL. 38, NO. 2, APRIL 1989, p.175
  13. ^ 吉野健一 2013, p. 467.
  14. ^ 国際単位系(SI)、国際文書第8版(2006) (PDF) 日本語版、p.38、表7および注(c)
  15. ^ a b unified atomic mass unit The NIST Reference on Constants, Units, and Uncertainty. US National Institute of Standards and Technology. 2019-05-20. 2018 CODATA recommended values
  16. ^ Gold Book A00497.
  17. ^ a b c グリーンブック (2009) pp. 57-58.
  18. ^ グリーンブック (2009) p. 143.
  19. ^ CODATA molar mass constant.


「統一原子質量単位」の続きの解説一覧

原子質量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 02:01 UTC 版)

モル質量」の記事における「原子質量」の解説

原子1個の質量を原子質量 (atomic mass) と呼び記号 ma で表す。原子質量の単位には、SI単位であるキログラム (kg) やグラム (g) よりも、統一原子質量単位u = mu = 約 1.66×1027 kg)か ダルトン (Da = u) が用いられることが多い。同じ元素原子でも、同位体により原子質量は異なる。例えには安定同位体二つある。これらの原子の原子質量はそれぞれ ma(63Cu) = 62.929 597 72(56) u ma(65Cu) = 64.927 789 70(71) u である。( )内は下の桁の数値の不確かさであり、これらの原子質量の相対不確かさが 1×10−8 であることが分かる天然存在する全ての核種の原子質量は、この例のように極めて高い精度測定されていて、一覧表にまとめられている。 原子 E の平均質量 ma(E) は、試料含まれる元素 E の同位体の原子質量の加重平均である。 m ¯ a ( E ) = ∑ i x ( i E ) m a ( i E ) {\displaystyle {\overline {m}}_{\text{a}}(\mathrm {E} )=\sum _{i}x(^{i}{\text{E}})m_{\text{a}}(^{i}{\text{E}})} ここで、x(iE) は同位体 iEモル分率である。同位体存在比試料ごとに異なるが、多く場合これを天然存在比等しいものとして ma計算しても、十分に正確である。例え銅の同位体天然存在比は x(63Cu) = 0.6915(15) x(65Cu) = 0.3085(15) である。( )内は下の桁の数値の不確かさであり、試料により同位体存在比この程度違うことを示している。天然存在比使って計算すると、原子平均質量ma(Cu) = 63.546(3) u となる。この平均質量相対不確かさは 5×10−5 であり、同位体の原子質量の不確かさよりもずっと大きいが、通常の目的には十分な精度がある。より正確な平均質量必要なときには、質量分析法試料同位体存在比測定される

※この「原子質量」の解説は、「モル質量」の解説の一部です。
「原子質量」を含む「モル質量」の記事については、「モル質量」の概要を参照ください。

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